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2017年12月11日 (月)

マイキャラ設定・ぬまにゃん

スターズに入ってからスクリーンネームとマイキャラ名別にしたので、Twitterで検索する文化ない人にあらたかあかねの名前で呼ばれる事が多く、一応岩手のアイカツ界隈のデータハブ的役割な事もあって(さりげなく大会日程のコンフリクト回避とかしてますからね?w)検索してもらえないとちと勿体無いかもと思ったのと、MF17後にヘイカツしててたまたま声をかけて頂いた方にあらたのカードを渡す時、私のTwitterアカウントを書いたら「あのぬまにゃんさんなんですか!?」とフォトカツ勢のいちのさんにびっくりしてもらえたのがあったので、

「こりゃスクリーンネームのマイキャラ作んないといかんよな」

という事で生まれたのが5人目、新生ぬまにゃんになります。
設定説明なしで今回ははなからお話です。
一応、フォトカツのうちにおけるプレイヤーキャラがこの人です。
なんかまたピーキーなスペックのキャラですが、これまでの4人との違いは「血縁関係がない」ところです。普通に日本人。名刺がわりのアイカツカード作るのが実際の主なロールなので、アイドルとしてはそれほどハイスキルでない設定です。
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それでは例によって折り畳みから。
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四年ほど前の秋のことだ。
中学から芸術特進コースを設けている少々珍しい学園の、自分で言うのも何だが特待生として入学した私は、半年を待たずにスターライト学園への転出を希望し、途中入学の試験を受けに来ていた。

破格の厚遇で迎えられた場所は、何の刺激もなかった。同世代どころか高校生まで含めた絵画賞でも、当たり前のように栄冠がもたらされる。勿論、小学生の頃に既にオーバーウィンを経験していたからこその特待生で、半年の間に学園を満足させる名声を得たのも評価に対する自分なりのけじめだ。
しかし。
学ぶことがないならどこでも一緒。非常に高いレベルと評される教諭陣の態度ときたらどうだ、ただの学生である私のご機嫌取りに躍起だ。これなら普通の学校で苦手な英語あたりで叱られる方がまだマシだ。

飛び出す理由に余りあると今でも疑わないが、何故スターライトだったのか。忘れもしない、あれはとある絵画展絡みで地元のTV局に招かれた時のこと。たまたまロケに来ていたアイドルのステージを観る機会があった。ステージに感じ入るところは別段なかったのだが、アイカツシステムで描かれるステージの『空間の芸術』に圧倒された。

ステージのアイドルを軸として、カメラで切り取られる世界。自分ならこの場面どこから切り取る?ステージ上のアイドルをどう魅せる?いや、自分ならこの歌の世界、どう描く?ずっとそんな事を考えながら、アイドルに目もくれずあちらこちら歩いては視線を移していた。

収録が終わり、画面が消えたスマホに目をやると、反射する自分の顔が紅潮するほど興奮しているのに気づいた。そこで声をかけられる。

「君、凄いなぁ。普通の人にはアイカツシステムのカメラって見えない筈なんだけど」

振り返ると高校生くらいだろうか、制服姿の赤毛の女性が立っていた。カメラ?そんなことを気にしたつもりはなかったのだが。

「仰っている意味がよく…」
「え?カメラを見てたんじゃないの!?変わったことしてるなーと思ったけど、何でまた」

初対面の相手に言うことかなと今にして思うが、私は行動に至った経緯を素直に口にしていた。久しぶりに味わう刺激でもあったし。女性は笑顔で一言。

「はは、たまには外に出てみるもんだ。世界は広いなぁ」

そして嬉しそうにこう続けた。

「君、見たところ中学生だよね。その好奇心、満たしてみる気はない?今、君が何をしているか知らない。けど、さっきの行動と言葉から察するに、どうもあたしと同じ種類の匂いがするよ」

そう言うと、見たところ学生なその女性は、ポケットから名刺を取り出して、裏面にペンを走らせた。私の手にそれを預けると、さっとスマホを取り出して私の姿を撮影した。断りもなく。そういうところは今とおんなじ、相変わらず。そして、相手を驚かせることも。

「わお。凄い画家さんなんだね、薫子ちゃん。私の名前は名刺の通りだよ、よろしくね。あ、君のスマホにメールを送ったから、もしその可愛らしく染まったほっぺの理由に近づきたいなら返事して。いつでもいいよ」

「しょうみょう…あかね…さん?」

いろんな事をいっぺんに詰め込む。いつもそう。ぽーっとしている私に、

「吾華音でいいよ。じゃ、また名前呼んでくれるの楽しみにしてるから」

と一言。そのまま笑顔で手を振って行ってしまった。
その日の夜、メールに返事を書いたら翌日には速達でスターライトの願書が届いた。気がつくと、アイドルに興味なんてこれっぽっちもない、幸い音楽と体育の成績は良かったが後は絵しか能がない私が、きらびやかな女の子たちと一緒に試験会場に来ていた。

何をすればいいかは、願書を送った翌日からメールで吾華音さんが詳細にアドバイスしてくれた。部分的に問題リークじゃないの?と思う部分があったくらいに。おかげで筆記は楽に通過。さて実技という時に、放送で呼び出される。

行った先はレッスン室で、そこに吾華音さんと、お年を召した先生の姿があった。ちょっと揉めていたのをよく覚えている。

「おっ、薫子ちゃん来たねー。君の実技は別枠でやるから」

何か小さな声で呟く先生を尻目に、吾華音さんはしれっと言い放った。

「今から私が歌って踊る2分くらいの曲、私のお手本3回以内で真似して見せて。それが第1関門」

突然の無茶振り。取る気がないなら呼ぶな!とちょっと苛立ったのを覚えている。案の定初回は失敗。しかしその直後。

「薫子ちゃん、鏡よく見よう」

自分でも驚いた事に、そのアドバイスだけで2度目であっさりできた。隣にいた老先生の顔が打って変わって笑顔になった。それはもうびっくりするほど。

「やっぱり君はアーティストだよね。見えていれば自分ですら画材にできる、しかも簡単に。さて第2関門」

吾華音さんは微笑みながらも矢継ぎ早に続けた。

「第1関門の映像、全周カメラで撮ってあったから、このバーチャルステージで再現できるようになってるよ。そこで。君は自分のステージをこのタブレットで好きなように撮ってみて。あ、編集とか考えなくていいよ。最終的にどのカット使うかだけ、選んでみて」

簡単な使い方の説明を受ける。使いやすいものだったので(それも吾華音さんの凄さと知るのは暫く後だったが)やり方は把握したが、自分を撮るのは少々変な気分だった。しかし、始めると意外と興が乗る。
制限時間は1時間だったが、30分かからず納得いくものができた。
その旨を伝えるや、老先生は笑顔で頷き、吾華音さんは駆け寄ってきて私に抱きついた。

「すっごいよ!薫子ちゃん、想像以上!即戦力だ!」

突然の事に赤面する。って、即戦力?

「あ、他の子には内緒にしてね。即日合格者、君だけだから。でもって、君はスターライトの生徒であると同時に、準職員として採用。カリキュラムちょっと違っちゃうけど、やりたい事すぐやりたいよね?」

流石に口あんぐりだ。こういうのを超展開と言うのだろう。家族への説明どうしようと考えかけていたぼんやり頭に、トドメの一撃が来る。

「あ、君は一応、あたしの初めての直属の部下という事になるよ。それなりにキャリアは積んできたから、遠慮せず何でも聞いて。で、大事な事だけど、異論は必ず口にすること。隠さないでね」

何せまだ中学1年生だ、大人の仕組みはわからない。しかしこの時わかったことがあった。

えらいことになった。


ともあれそれからはや数年、幸い両親はとても喜んでくれて、アイドル業もそこそこして仲間もでき、楽しさもわかった上で、やりたかったステージ演出にどんどん首を突っ込ませてもらえた。2人の間で変わったことと言えば、呼び方が吾華音さんから吾華音先生に変わったことくらいだ。

下の名前で呼ぶ事を許されているのがほんの一握りと聞いて、あの日TV局で会った時、吾華音先生がもうレール組んじゃってたんだなぁと、まあ驚いた。先生がアイドルデビューしたステージ、席が職員側だったのがちょっと残念だったけど、あのメンツじゃアイドルとしちゃ足引っ張っちゃうか。それにあの日以降、ASDCの先輩方がとてもよくして下さって有難い。いつか絶対先生のステージプロデュースやらせてもらいたいし、今はこれでいい。

その後、先生の手伝いの延長で四ツ星経由でヴィーナスアーク出向なんてことがあり、今更のぞんざいな扱いに辟易もしたけれども。
代わりに先生がご褒美をくれた。

「薫子ちゃん名義のままであちこち潜入は後から本業に障るよねぇ。よし、当面の間、君の芸名はぬまにゃんだ!いいね!」

プリパラの神アイドル時の吾華音先生の芸名、そして同学年で私よりずっとできたアイドルの新ちゃんの初期芸名を図らずも襲名することとなった。幸い出向先ではフォトカツシステムのオペレーションとカメラだけなので、神の力をステージで示せとは今のところ言われていない。言われたらきっと、吾華音先生がなんとかしてくれると思う。きっと喜んで首突っ込むよ。そういうとこが多分、私を惹きつけたんだけど。


そんなわけで。
私の名前は白崎薫子(しらさき かおるこ)、今の芸名はぬまにゃん。
スターライト学園所属のアイドルにしてASDCのステージコーディネーター、そしてスターライト学園内及び、四ツ星学園・影の撮組のカメラマン兼フォトカツシステムオペレーター。
業界内では「ワールドドローアーティスト」なんて呼ばれています。
お仕事の依頼は上司の召苗まで。


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クールアバターでキツそうな性格をしてそうな外観ですが、思考が入り組むとぼんやりしてしまう、しかしノってくると早くて精度高いタイプのキャラクターです。良くも悪くも感覚寄りの芸術家肌。理詰めの面で吾華音に及ばないのですが、感性については吾華音はじめ関係者から一定の評価をされています。

初期のアンジェリカと同じアバタータイプに見えないところが面白いと個人的には思っています。

名刺がわりのキャラですがカードを持ってる人はまだ少ないです(細谷プロデューサーから貰った人いるかも…w)。クール2にご用があれば遠慮なくお声かけ下さい。

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