« 突発小噺:青木れいかが許しません! | トップページ | ちょっとテスト »

2012年4月15日 (日)

青木れいかが許しません!のその後。

先に本編をご一読の上どうぞ。

日野あかね「えー!もう勝負ついてたん!?なんや拍子抜けやわー」
星空みゆき「やっぱり先輩プリキュアさんたち凄いね!何もしないでパーティーにまでお呼ばれしてウルトラハッピーだよ!」
キャンディ「キャンディもびっくりクルー!」
緑川なお「でも、事情がよくわからなかったからとりあえず年長のゆりさんに聞いたら、れいかの機転のおかげって言ってたよ、どういうこと?」
青木れいか「それはですね…やよいさんなら知っているかもしれません。『オーズのパラドックス』の応用です。物語の否定にあたるので、あまり使いたくない定義だったのですが…」
黄瀬やよい「オーズのパラドックス…あ!セルメダル永久回帰の矛盾のことですか?」
青木れいか「(うなづいて)わたくしもプリキュアが大好きで、まさか自分がなるとは思っていなかったのですが…それはさておき、わたくしテレビ番組は録画でなくちゃんと定時に見るのが好きなんです。ですが時間ちょうどに見るのは難しくて、ちょっとだけ前の時間の番組を見てしまうことがあって」
日野あかね「ああ、仮面ライダーのオーズのことかぁ。げんきが好きで見とったからわかるよ」
緑川なお「うちも弟たちが見ていたから…でも、矛盾って?」
青木れいか「あの番組の基礎になっている要素にセルメダルというものがありますね?欲望から生まれるというものと説明されていますが…例えばです。お金持ちになりたいとか、名誉を得たいといった気持ちと、生きたい、仲間を守りたい、ごはんが食べたい、好きな人に振り向いてほしい…そういった気持ちの間に、どのような差があるでしょう?」
星空みゆき「え、それは、楽に幸せになりたいって気持ちと、人として普通の気持ちの違いじゃないの?」
青木れいか「でも、人を愛する気持ちでもセルメダルは実際に生じていましたし、とても基本的な生への執着こそが、その使い方の是非を問わず、最も大きな欲望として横たわっているのは事実です。なので、私利私欲と生存欲をセルメダルという仕組みは区別していなかった筈なんです」
黄瀬やよい「単純にセルメダルを得ようとする側の気持ちの紐つけの問題ですよね。…灯台下暗しというか、完全に設定の穴で、命が繋がるうち、それがどんな命であれ実はセルメダルは生まれ続けていないとおかしい、それがセルメダルの永久回帰。でも、何故か物語の中でそれはなかったことにされていた。それが矛盾…あ、そうか!」
緑川なお「えっえっ、どういうこと?」
青木れいか「同じ考え方で、まず物語をこの世の全ての命の生き方を含むと考えます。それらからバッドエンドを導き出してバッドエナジーを得るところまでは、ピエーロたちにも自覚があった筈ですが、そこからウルフルンたちが自分たちだけを除外する方法がなんなのかを考えたのが発端でした。響さんに用事がてら相談したら、それは無理なんじゃないかな、もし例外があるとしたら、仕組みを創り上げたピエーロただ一人だと思う、って」
日野あかね「ああ、それやったらうちらの世界に出てきてうちらにボッコボコにされるより、身内の少人数で小競り合いでじっくり稼いだ方が、うちらのわからんとこでピエーロが復活するきっかけを作れるわけやから、時間さえ考えへんかったらそっちがおっかないわ」
黄瀬やよい「でも、実行されてしまったら危なかったですね…まさか煽ったんですか!?」
青木れいか「(うなづいて)賭けではありましたが…あの人たちは、実は私たちに負けることでバッドエナジーを得ているんじゃないかって疑問があったんです。普通の人たちからバッドエナジーを得ているのは、本当の目的から目を逸らすためにピエーロとやらがウルフルンたちを利用してそれらしい事をしているだけで、本当の目的はウルフルンたちの負けが生むバッドエナジーじゃないかと疑ったんです。それが…」
星空みゆき「あー!そっか!どうしてアカンベェを倒すと大事なデコル私たちに取られちゃうのに、なんで懲りずにアカンベェに頼ってたのかやっとわかったよ!」
緑川なお「肉を切らせて、ってことだったんだ…」
青木れいか「そう、アカンベェを使われる事は一見私たちにとって得なんです。でも、それ以上の見返りがあるとしたら、それは直ぐに止めないといけないと気づいたんです。事は緊急を要するのだと。なので、カマをかけてみたら、案外上手く行ったようで…それで、先輩方にお願いをするのなら、折角だからと思いまして…共倒れしかけているところを狙ってもらったんです」
日野あかね「あちゃー。出番取られてしもたがなー。でも仕方なかったんかなぁ」
黄瀬やよい「でもちょっと待ってください、記憶が確かなら、星空の仲間が四人手を組んだ時の力は、一説では第六文明の力を力で上書きして無効化してしまうほどだった気がします…デコル、どうなっちゃったんですか?」
青木れいか「咲さんたちの力は、負の要因を消し去ると同時に失われたものを再生する力です。だから、そのうち…」
キャンディ「そのうちっていつクル?」
青木れいか「実はよくわかりません。こういう時に言う言葉がありましたよね…そうそう、てへぺろ?」
緑川なお「ちょっと…れいか…」
日野あかね「そ、それなんぼなんでもまずいやろ?」
星空みゆき「あぁぁキャンディが固まったまま動かない~息してないよどうしよ〜!」
黄瀬やよい「しかも耳がいつもにも増して変ですよ!れいかさーん!(涙)」
青木れいか「…てへぺろ☆」
.
.
.
.

ポップ「いやいや、かたじけなかったでござる」
日向咲「あははは、こっちもびっくりさせちゃってごめんね」
美翔舞「デコル探しが必要になるのはわかっていたから、ちゃんと最初からフィーリア王女を通して精霊たちにお願いしておいたの」
霧生薫「私たち二人の命の源でもあるけれど、この広い宇宙にいる精霊たちの数は星の数をゆうに上回る、途方もない数だから…」
霧生満「探し物くらいは造作もないの。それに、私たち四人の力は壊してはいけないものを壊さない。そろそろあの三人も目を覚ますんじゃないかしら」
フィーリア王女「あの三人も被害者です…この先どうするのかは自身の判断に委ねるしかありませんが…」
ポップ「そこはそれ、贖罪の範疇とするでござるし、反省しているようなら力は借りるでござる。ともあれ、無事デコルも揃って、あとは女王様の復活を待つだけでござるよ。本当にかたじけない」
美翔舞「そのお礼は、あなたの妹さんの素敵なお友達に言うべきじゃないかしら」
日向咲「私たちはれいかの推理に納得して手を貸しただけだからね」
霧生満「心なしか、とてもややこしいことになっている予感がするのだけど」
霧生薫「花鳥風月の力はいろいろ尾ひれついてるものね…」
フィーリア王女「早く妹さんのところに行ってあげなさい、ポップ」
ポップ「わ、わかったでござる!」
.
.
.
.
桃園ラブ「勝手に終わっちゃってよかったのかなぁ」
来海えりか「スマイルチームの新たな戦いが幕を開ける!たぶん!!」

|

« 突発小噺:青木れいかが許しません! | トップページ | ちょっとテスト »