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2010年2月26日 (金)

馬鹿な大人に騙されなかった若い君たちに拍手とエールを。

関連リンク: 【ホンダ CR-Z 発表】予想に反し受注の半数が20-30代 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp).

 今の30-50代が主に自動車文化をおかしくしたのだと漠然と思うのですが(とにかくもう最後近いんで断言するけどここ30年の自動車マスコミの酷さときたらなかったと思う。そして顧客もそれに流されて、自分で考え、経験することをずっと放棄してきた)、もう駄目なのかなと思った矢先にこのニュースでした。

 主購買層については上記の通り。この車が最初という幸運な若者も多いんじゃないかと。そして、MT選択率4割。まだ低いとは残念ながら思うけど、現状を見るに十分かもしれないとも。だって年齢層的にAT免許所持率の高さを考えた場合、AT免許無かった世代のそれと意味合い全く違うわけで、実質的には数値以上にMTの訴求度が高かったんじゃないかと思います。

 楽しむための車に5枚もドアはいらない。
 定点移動したいだけなら公共交通機関を使う。
 自分で車を買う意味を、今の若者の方が逆に理解できているのかなと感じました。ヨーロッパ的な価値観に近いと思います。
 技術で先進国な日本ですが、こと文化に関しては老害のせいで大変な遅れを喫しましたから。ハイブリッドという次世代の車両において、自動車と人間の主従関係を正したという意味でもあり、個人的に大変評価できると感じた案件です。

 マシンを自分の制御下に置くことがドライビングプレジャーの根幹であるということを若いうちに理解できるというのは素晴らしいです。今回の件で今の自動車好きな若者を大分見直しました。正直、乗用車を見捨てる気分になっていたのには、メーカーとマスコミの惰性と老害ですっかり運転がつまらなくなったという理由もあったのですが、それだけではなくて。今回の件はMTをわざわざ引き上げた主に輸入車メーカー各社は「売り方のまずさ」を自問することになるでしょうし、国産車メーカー及び双方のディーラーもそう感じざるを得なかった筈です。(ホンダディーラーの中には「CVTの方が楽ですよ」とか余計なことをセールストークで言ったバカが絶対居た筈ですが、それでもなお4割キープですから快挙ではないかと)

 問題は比重が予想外だったことによるMTアッセンブリの不足でしょうか(笑)。これを受けて今後ホンダがどう動くのか楽しみです。インサイトにもMTが復活(初代にありましたんで)すれば、いろいろ動き始める気がします。間違いなく一石を投じた「現象」だと思います。

 折しも人を車から引き離す技術が大問題に発展して、その是非が初めて問われているタイミングです。思考放棄の先には何も残っていないということを顧客も反省すべきですし(被害者面だけしてる連中は不勉強を自慢する愚か者の極みですぜ?>プリウス問題)、いまだ最も優秀な自動車部品はドライバーであることに変わりはないのです。

 この調子だとわざわざインホイールで高額にせず、大型のモーターをレシプロエンジン的に繋いでわざとマニュアルのトランスファーを挟むという趣味車も出てくるかもしれませんね。シールもしやすいし整備士の皆さんが引き続き面倒を見られる範囲が増えますから、それでいいのかもしれません。

 自動車文化のルネサンスをおおいに歓迎します。そして「4割」の皆さんのカーライフに幸多からんことを祈りつつ。

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