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2010年1月 7日 (木)

動き出した次世代。

関連リンク: ソニー、GPSと電子コンパス搭載の「DSC-HX5V」 - デジカメWatch.

 海外先行発表ですが(私が使ってるWX1も海外先行発表で、あちらでプライズを取ってから日本で発売されたモデルです。箱にちゃんとそのロゴが入ってる)、ついにトランスファージェットがこれとTシリーズの新型に実装されました。

 開発がソニーということで一番乗りはマーケティングテストを兼ねてのことだと思いますが、普及の兼ね合いもあってか、Hシリーズ最新型のこのHX5(Vは米国ローカルの型番っぽいです。日本は欧州同様この型番かと)はコンデジでできることのなんというか、幕の内弁当状態で出してきました。

 突っ込めるもんを全部突っ込むことで、一番普及させたい「本命」の技術導入をスムーズにする、というのはお家芸ですが、コンパクトなサイズに(トピックであるGPSとコンパスだけでなく)FullHD解像度のAVCHD動画撮影が可能で、光学手ブレ補正技術はハンディカムと同等のものを引っ張ってきたそうです。もちろんセンサーはExmorR、レンズはWX1よりは暗いもののW端25mmT端250mm相当の10倍ズーム。それで北米では希望小売価格349.99ドルで売るってんだから、ぶっちゃけ日本円換算だと猛烈に安いんですけど;驚きです。この機能に釣られて買えばトランスファージェットが使える、というくらいの感覚ですね。まあ会社違うけど(違うんだよ;)PS3の廉価になる前のがこれでもかってくらいAV機能突っ込んでついでにBDが見られるよ、って仕様だったのに似てます。

 しかしまぁそのPS3の環境を生かすのに数十万円規模のAVシステムが他に必要だった、ほどではないにせよ、データ発信側の機械だけでは駄目で、もちろん受信側も必要になります。CESで既にVAIOのTypeF(ノートタイプで一番スタンダードなモデル)の組込み型を展示してデモもやったそうです。てっきりFeliCaとの両立をするのかと思ったら、先行発表モデルはタッチパッドを挟んで左側、現在は何もない部分のパームレストにトランスファージェットポートが装備されているようでした。日本仕様では統合されるかもですが。

 今期のVAIOでは確定仕様はとりあえずZの新型が発表されていますが、それにはまだ実装されていませんでした。このHX5とTX7が日本で発売されて以降に内蔵モデル発表だと思われるので、早くて夏モデルからでしょうか。FeliCaの時も皆さんご存じの通りPaSoRiをキャンペーンなどで結構ばら撒いて普及を促した結果、国内メーカーのノートPCには概ね現在FeliCaポートは搭載されるようになりましたんで、もしかしたらUSB外付けのポートが出るのかもしれません。カメラ側の方も実はトランスファージェットモジュールは当初メモステProDuoに機能を組み込んだものとしてリリースされるようです。(そのかわり今回からいよいよSDHC/メモステProDuoデュアル標準です)

 だもんで実は私のWX1でもトランスファージェットカード入れれば使えます(笑)。FeliCaの出だしの時、ちょうど量販店に入って販促手伝ったのと、当時メインカードをソニーカードにしたというのがあって、早めに導入していました。今回も機会があれば早く試したいところです。

 コンソーシアムに参加してる会社は国内の携帯キャリア・端末メーカー(ということは即ちホームPCメーカー)及びデジカメメーカーのほとんどなので、他社からも対応製品は次々出るでしょう。

 来年の中頃には基本的に外部接点なしのIPX7以上端末がデジカメや携帯でわりと当たり前に出てるかもですね。遅くとも携帯キャリア各社は来年の秋冬までには大々的にそういうフルシールドタイプ(完全ワイヤレスタイプ)の端末を主軸に据えてくるのでは、と思います。

 次期ウォークマンXシリーズの曲転送とかもこれになるかもしれないですね。前にも言ったとおりコンソーシアムにアップルは参加してませんが(笑)、FeliCaと違いローカルな規格にならないっぽいのでいずれ入らざるを得ないかもしれません。あそこはソニーこきおろすの大好きな会社とはいえ、風見鶏っぷりも凄まじいんであっさり頭下げるでしょうし、ソニーも取り立てて気にしないどころかむしろ歓迎するでしょう。デジカメとiPhoneを近づけるとカメラロールにデジカメの写真を取り込むモードになる、とかだと非常に便利だと思うんで、やってみてほしいです。

 余談ですが、HX5と合わせてモデルチェンジするTX7のW端も25mmになります。WX1が24mmからですが、今回CES合わせでコンデジを発表した会社は概ね全社、W端28mmを切ってきました。広角の需要というのが意外と大きいぞ、というのがようやく浸透してきたようです。(ハイズーム機でW端を寄せるブームが先にあり、コンパクト機が追随したかたちになります)

 感度の次は視界、という流れで、どんどん便利になってきてます。モーターショーなどのイベント会場で車をフレームに収められなくて苦労した人が多かったんでしょうね(笑)。28mmでようやく人様に迷惑かけず撮影できるレベルでしたから。

 創作のためのデバイス、でなく単純に瞳の記憶、としては正当な進化だと思います。WX1の24mm+高感度でまず思ったのは「見たまんま」でしたから、自分の目で見えているように撮れるのを目指すというのは必然的な流れで、ようやくそれらしくなってきた、ということなのかもしれません。

 使いこなせない一眼を買うよりは、個人的にはレンズキットまで買うお金でハイズームレンズ固定機と高機能高感度型の小型を買うことを薦めます。(特に初心者さんには。銀塩のノウハウがある人でも、人によってはハイズーム機2台とか使い分ける方がいいかもしれないです。レンズ1本の値段で固定レンズ機1台買えますし)

 今はフロアに出てないんで販促する機会ないですが、今は一眼が過渡期ど真ん中ってこともあるんで固定機しか薦めないですねー。新しい技術を試すにしても、今回のようにコンデジの方が実は早いですし。(Exmorはαでも使ってますが、ExmorRを使えないのはあれ機構的に密封できないと精度管理できないからだとか聞いた気がします。ようはレンズ交換と両立できない)

 意外と高い買い物ではないわりに、意外とそれぞれの持ち味を楽しめるのが今のコンデジ市場です。一眼が絶対、とは思わない方が人生楽しいですよ(笑)。

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