Twitterの方でわりと長く(1エントリ分くらい、最初からこっちに書けばよかったね)、触れたんですが、土日と中古車イベントのついでにセグウェイX2乗ってきました。日曜の分はヲサに頼んでV撮りしてもらいましたが、夏のDVDの私のしょぼい走りを見てあれがセグウェイだと思った皆さんに心からお詫びしたい気分です。(でもあれ初心者モードになってたんで半分以上私のせいじゃないんだけど;)今回のは、すげえことになってます。一緒に行ったLAY師のクラッシュ分含めて;。冬に緊急収録決定です。
広い駐車場1面使って、贅沢にもX2(オフ用)でパイロンつきのとこだのそうでないとこだのめちゃめちゃ振り回してます。たぶん舗装された平坦路面でできること一応一通りやったはず。スラロームはもちろん、初心者は禁止となってる(理由わかりましたw)バックとか、リミットオフ最高出力状態からのフルブレーキングとか。高速コーナリングとか。夏ので乗ってるi2がぶっちゃけおもちゃに見えます(撮影者談)。10分1000円のレンタルを1日1回ずつでしたが、所有するN’sステージのスタッフさんには「なんかめっちゃ慣れてますよね」と二日続けてお褒めの言葉を頂きました。ありがとうございます(笑)。でもあれは私が凄いんじゃなくてセグウェイが凄い。ドライバーとの意思の疎通がほぼ完璧といえるレベルだから。
夏のを見た方は曲げの時おさんぽペースで直立のまま~ってのまでしかご覧頂けてないですが、今回は膝落としてますんで。思いっきりリーンインですんで(笑)。20km/hしか出てないとは思えないほど見た目豪快です。何がいいって、走った私が後から見てちゃんと面白いんですよ、今回は!(笑)前回はただの紹介ですが、自画自賛しちゃうと今回のでやっと「セグウェイすげぇ!イカス!」って思ってもらえそうです。乗ってるのはトトロ似の山猫ですが。
で、1日目にN’sのスタッフさんとだべったり、2日目にフルテスト検証したりしてわかってきましたが、どうして日本の公道で認可されないのかがおぼろげにわかりました。N’sのスタッフさんが明言した時点でなるほどと思って2日目にテストしてああやっぱりと思ったのですが、日本の道路交通法通すならブレーキレバーがないとまずいんですよ。直接的な操作で停止できないとまずい。保安部品ならいくらでも簡単につきますが、「全ての操作はステップオンと荷重移動で行う」というのが根幹設計であるセグウェイに「運転のための入力装置」を足すのは半端でない修正が必要そうです。
まあスイッチをトリガーに思いっきり後ろに寝かせたのと同じ判断をした上で姿勢制御すればOKなのですが(それでもセグウェイはつんのめることなく安全に停止するでしょう)そういった介入をやるとするといろいろあるよなぁと。是非公道で乗りたいのですが、結構ハードル高そうです。
しかし逆に言えば、ブレーキさえついてしまえば問題ありません。
とはいえ公道を走らせるとなるとアプローチは複雑です。
例1:シニアカーなどと同じ扱いとした場合
歩道を走れるようになりますが、最高速度を絞られます。おそらくですが、初心者モード前提で市販されることになるでしょう。それでは出ても10km/h程度、法定速度6km/hなのでとても100万円の乗り物として成立しません。
例2:小型特殊車両としてナンバー取得した場合
車道を走れるようになりますが今度は歩道が走れません(笑)。ただし、プラス5km/hで最高25km/hを法的に許容できるようになりますから、セグウェイ社もうちょいお楽しみの余地を出せるようになります。
小型特殊は普通免許に付随していますから、誰でも運転できるといって過言でないです。そして小型特殊では100万円程度の車両は珍しくないです。(軽トラより遅いのに軽トラの倍する同じ用途の乗り物とかあります。車検なくて税金安いんでトータルコストで安い)
第三世代セグウェイで日本の道路交通法に対応してくれるなら、頑張ってローン組むかもだけどなぁ…。特に例2のパターンになった場合。もちろんX系で。
今のところ保険が「レンタルする業者が誓約書を書いた顧客を対象に一喝で面倒を見るタイプ」しか商品として存在しないので、個人契約だと保険がフルオーダーメイドになり、セグウェイ社は保険未加入者には売らないと言っててだいぶ面倒なのですが;そのへんも公道デビューを契機にすっきりさせてほしいところです。メインステージが公道以外なのは変わらないでしょうから、多少高くなりそうですけれども。
速度性能を上げる(+ブレーキを追加する)にあたって、セグウェイ社にリクエストがあります。加速時に前傾を許容する角度と、リミッター稼働して引き起こし状態になる時の角度をある程度オーナーに設定させてほしいのです。あの通りの1軸2輪なので前傾角はそれほど走りに影響ありませんが、乗っている側の「ライディング感」には大きく影響します。現状は途中で結構棒立ちにされるので気持ちがスポイルされることが。
というか、競技用セグウェイとかでドライバーが思いっきり前傾してたらめっちゃかっこいいと思うのですよ。折角いい制御端末が常時監視しているのだから、加速前傾角はいつでも操作できるのが望ましいです。(ヒルクライムとダウンヒルでは変えないといけないでしょうし)
フルブレーキングテストをした時、だいたい駐車場1コマ分(4m強でしょうか)走ったわけですが、10km/hあたり最低1m短縮できるとなおいいと思います。現状は全速力からの停止に度胸と体重(笑)がいるので。
にしても示唆に富んだ非常に面白い乗り物です。日曜のテストの時にLAY師が乗り終えた直後、老夫婦のお二人が試されていたのですが、おじいさんのドライビングが素晴らしくて。おじいさん自身もすっかりお気に召した様子で、「これぁ俺んだ、乗って帰(けえ)る」と言って周囲の笑いを誘っていました。いやほんと、およそ乗り物に楽しさを覚えたことがある人ならまず全員虜という魅力がセグウェイにはあると思います。
公式インストラクター資格いくらすんのかなぁ、意味もなくまた取っちゃおうかなぁ(笑)。教習がたった3時間なのはわかってるんで、あとはお金ですが。
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