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2009年1月14日 (水)

ホンダ版カローラはシビックにあらず、かも。

 インサイトの新型の市販確定仕様の動画がYoutubeに上がってますが、静止画で見る以上になんというか落ち着いたたたずまい…というか、印象の部分にエッジがない感じで、ごくごく普遍的な車を目指したのが見てとれます。(リアセクションのコンビランプとかのデザインは、意地で前のインサイトのまんまになってますが(笑)。結局変えなかったですねあれ;)

 ホンダの大衆車といえば名前の通りシビックだったわけですが、前の世代でひよる以前は常にエモーショナルな何かを伴っている、「スパイスのきいた」車でした。先代がちょっと上位の普遍性に傾いたものの、現行はポジション的には結構高いところにあり、既にシビックという名の座標軸にない車という印象を受けます。(本来はフィットがシビックのポジションなわけですから)ともあれ、ホンダは「普遍的な車」をあまり作ってこなかった、野球で言うなら直球ゼロの変化球投手だったわけですが、今回のインサイトのグリル意匠と車体の動き、目測の車内寸法を見た感じ「ああ、これがホンダがやってみた普通かぁ」と思えるものになっています。

 決しておとなしくないデザインのフィットが売れまくってるので(笑)、ここまで引かなくてもいいのにと思う部分もあるのですが、カローラのような「どうしてこうも野暮ったくなるかな」という故意ダサ感は無いものの、逆に主張もない気がします。しかし同時にアクもないので、今までホンダを買わなかった層にも受け入れられるかも知れません。

 唯一コックピットまわりだけが近未来的ですが、これは現行シビックからの転用部品が大半で、ストリームなどに乗っている人にもお馴染みのデザインでしょう。ハイブリッドや燃料電池車でお馴染みのチャージ/アシストメーターや少々派手な(笑)色遣いあたりが数少ない主張でしょうか。ここをもっと落ち着いた作りにすると、より普遍的になるのでしょうが、そこは顧客の意見で変化していく部分なのでしょう。ハイブリッドであると騒ぎ立てる必要がなく、経済性にのみ関心が集約されるのなら、これらは無駄な演出とも言えるわけですから。(これは現行の全てのハイブリッド車に言えると思います。既に路上に出ているEVの類はもっとメーター類は普通です)

 一つだけコンソールでほう?と思った部分がありました。エアコンの制御パネルです。完全に運転席側を向いており、小型です。わかる人が少ない前例を示すと、ルノーのアヴァンタイムのドアヒンジ側についていた空調コントロールが車両中心側に移設された感じ。助手席から操作しづらいのでは?と思ったのですが、ドライバーが席を外している時は車が稼働していない時=乗員がいない時、という状況を作ることでアイドリングを減らすという感覚的な部分での環境対策なのかもしれません。読み通りなら面白い試みです。

 広いラゲッジでシートも分割可倒と、ハイブリッドであるという部分は気にせずに済む設計になっていました。バッテリーの埋め方が上手にできてると思います。

 4座普通に座れる5ドアということで、あとは積載時に十分に坂を登れるか、価格が安いかあたりが真に「普遍的」であるかの分かれ目になりそうですが、この車の目的はおそらく「ハイブリッドを特別な存在でなくする」ことだと思うので(特別視される車にして上級装備を許容させているうちは実質的なエココンシャスには程遠いでしょう)期待に沿うレベルで出てきてくれるのに期待します。普通で構いません、本当に。本命はCR-Zですので(笑)。

 フィットとインサイトで二本柱となれば、ホンダ的にはOKだと思われるので、上手くいってほしいところです。大衆の心を押さえてシェアを確保して初めて、この状況下にあって次の冒険ができると思うので。

 とりあえず一人でも多くの人に「乗ってもらう」アピールを、と思います。

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