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2008年11月 6日 (木)

出来レース検証その1。

関連リンク1: GOOD DESIGN AWARD [ Results 2008 ].
関連リンク2:出来レースもたまには悪くない?(ここ)
参考画像(クリックで拡大)
Photo

 というわけで予想通りGD大賞はiQ来ました。
 関連リンク2のエントリでこれによる波及効果をポジティブ評価していますが、ここでは実際に受賞理由文に対してあえて反論してみます。

「究極のリミット設計」
 リミットオーバーしてて後席が事実上飾りなのはメーカーも認めています。
「軽自動車とは異なる」
 同じ自動車です。同じ速度域で同じ道を走ります。カテゴライズを分けることに微塵ほども意味はありません。
「乗り心地、安全性」
 乗り心地は軽自動車でも相当に上質なものが存在します。9エアバッグを安全性の根拠としているのなら、1名乗車時にその半分だけを機能させる=不要なエアバッグを作動させない技術が導入されていない場合、ディスエココンシャスです。また、パッシブセーフティを向上させてもアクティブセーフティが充足しない場合、「自分だけ助かればいい」という思想に繋がり、かつ「事故を起こしたら使い捨て」となり、これまた安全のために大変な環境問題を引きずるというジレンマを内包します。超ショートホイールベースなわけですが、これは腕のある人にはいい取り回しになるものの、この車を好んで購入しそうな層にとっては「切れすぎる包丁」となる可能性が高いです。決して安全とは言えません。
「今後世界の小型車に新風を…」
 iQはこのジャンルでは後発です(苦笑)。日本には軽自動車があったので、スマートくらいしか入っていませんでしたが。
「車両が満ち溢れている都市交通…」
 全長こそ短いものの全幅は5ナンバーのほぼフルサイズ使っています。すり抜けが重要になる都市交通においては、軽自動車の方がはるかに有効であることに何ら変化はありません。

 なんか、評価員の目線があさっての方向です。
 個人的には、今までイタリアあたりでしか無かった「小型でも高級車を作っていい」という潮流を日本車として初めて受け入れた点が最も優れており、イノベーターとして本来海外に向けて作られたこの車を日本に積極的に導入しようと試みている行動全般、そして車両自体の特に枠組みにとらわれないファンなコンセプトに共感できる、と思っています。

 だってどうしたって軽自動車に勝つの難しいですし。白いナンバーで軽クラスが偉いんなら、ローバーミニやジムニーシエラ、パジェロJrあたりを過去になぜ評価しなかったのかと疑問に思います。あと、実質2シーター容認ならスズキツインのハイブリッドを評価すべきだったと思うのですが。あの程度の設計でリミット設計とか言ったら、今軽自動車系メーカーで車両設計してる皆さんの失笑を買うと思いますが。

 小さい車をしっかり作った点が偉いとは思うものの、審査員のエクスキューズでは軽自動車に対するアドバンテージを全く訴求できていないとも思います。両方を見に行ったお客さんは、見積もり見た時点で高確率で軽選びますよ、多分。

 ただ、iQには売れて欲しい(MT出たら欲しい)という気持ちは前回エントリの通りです。
 もっといい言い回し出来る人いなかったんでしょうか。

 ぶっちゃけると販路がネッツって時点でプレミアムをトヨタは捨てたと私は思いました。デザインとは関係ない部分ですし審査員も考慮していないでしょうが、コンセプト&マーケティング面でこれって重要ですよ。

 トヨタ店&トヨペット店専売にした方が本気度合いが伝わったと思います。
 売れて欲しいけれど、それはVitzのようなザコメカ的売れ方じゃなくて、「この種の車にしては」というレベルで十分で。むしろネッツに置いたら「思いのほか売れてない」という顧客判断に繋がりそうですよ?

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