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2008年6月14日 (土)

厄介なのは「孤立地域」

※はじめに関係団体の方へ:
 当方滝沢村です。県内及び隣県において赤十字の救急員資格者クラスのボランティアが必要であれば、すぐに出向かせて頂きますのでご連絡下さい。KFB00644あっとnifty.com(あっとを半角の@に書き換えて下さい)まで電子メールでコンタクトどうぞ。

 地震の被害状況がまとまりつつありますが、宮城の栗原が酷い有様ですね;ちょっとありえないレベルで山が半壊したりしてる。で、各地のガラス割れ被害とか見ると、現地の業者の施工かそれとも首都圏以西の業者の施工かがわかってしまうとこに苦笑いなのですが(地元は元々地震は来るものと思っているので、他地区の方から見ると過剰とも言える耐震対策をしますが、例えば本社東京で仙台あたりに支社作った会社のビルなんかが東京の方法論で建物作ってはいアウト、みたいなのがこういう時に次々明るみに)、流石に震度6より上は建築基準上も完全にキャパオーバーな筈なので、道路の寸断については責められません。(一部、妙に簡単に崩れているところがあって、他県業者…おそらく大手ゼネコン…の仕事である疑惑がある部分はありましたが)

 で、山中奥深くにも居住地は散在するわけですが、そこに行く道路は悪くするとたった1本だったりすることもあります。数本あっても同じ地域ですから、全てアウトになるケースも考えられるわけで、陸の孤島のように孤立する状況が発生してしまいます。集落孤立であれば今は自衛隊の救助ヘリや自治体所有のヘリが結構な数あるので、避難場所に集まって物資補給を受けることが可能なのでそれほど深刻ではないのですが、山道を走っていて土砂崩れに巻き込まれずに済んだものの、前後を断たれてしまった乗り物が厄介です。ヘリの救助を待つほかないわけですが、救助時持ち帰れるのは財布と携帯くらいでしょう。車は当然放置となります。

 数年前に岩手山麓で震度6の地震が発生した時(玄武洞が消失した一件です>地元の方)、滝の上温泉に向かう道路が数ヶ所寸断され、ドライバーが数人孤立したことがありました。なんとか安全な場所からあの時もヘリコプターで引っ張り上げたのですが、滝の上温泉は行き止まりの地で奥に抜け道がないので(徒歩なら秋田に抜けられるのですが、登山の知識と装備が無いと無理)、手前から順番に寸断箇所の撤去補修をする以外ありませんでした。幸運にも流された車両はありませんでしたが、それでも全て回収するのに半年近くかかった記憶があります。

 回収可能になるまでに車検が切れるケースも十分に考えられるわけで、なんとも困った状況です。ここで道路族がしゃしゃり出てきて「それみろ道路はまだ必要じゃないか」とか言いそうですが、関係ないです。上記の通り、駄目な場所はまるごとアウトなんで、たとえ道が100本あっても状況は変わらないというか、むしろ財政面で打撃です。

 当面の問題は物資はなんとかなっていても心理的閉塞感に悩む可能性がある、孤立地域の住民の皆さんの健康管理だと思われます。できることがあるなら向かうところですが、何せ我々も民間人ですから移動手段は孤立地域の皆さんと同じです。ヘリによるピストン輸送をするにしても、その住民の皆さんを受け入れてくれる場所があることが前提ですから、身寄りのない方は動けないことになってしまいます。

 慌てて復旧に取り組もうとすると二次災害波及の可能性大ですので、落ち着くまで様子を見る必要があるのがなんとも歯痒いところです。

 しかし週末というタイミングがまた…。まだ活動に入る時間より少し早かったのが幸いでしたが、真っ昼間だったら栗原あたり行方不明者しゃれにならない人数だった筈です。あの崩れ方では現状の行方不明者の皆さんの救助は痛恨の極みですが不可能に思えます…。諦めたら最後なんですが、その無茶で死者を出すことが絶対的な禁忌ですので、幸運な偶然で埋まった人が呼吸できるだけの空間が生じているといった偶然をあてにする以外現状施策がありません。バイタルを確認できるのなら、即座に「安全な悪あがき」をしてみる価値はありそうですが。

 つり上げキャパのあるヘリが日本に足りないのが露見しましたね;やっぱりカモフ社製のつり上げ用途専用のヘリをロシアから2機ほど買い付けておくべきだったかもしれません。今から言っても遅いですが。近隣では確か台湾の業者が持っている筈ですし、仕事次第ではサハリン駐留機があるかもです。外務省経由で援助要請を打診してみるべきではと思います。

 日本には重機が山ほどありますが、こういう場合にクローラーでも移動する術を持たないのが実情なのですよね…。とりあえず1階が埋まった山荘については1台でいいしそう大きくなくていいので、上空からなんとか吊り下げでバックホーを入れられないかと思いますが。発電機とライトポッドも。チヌークなら可能だと思われるので陸自航空隊の皆さんの努力に期待します。

 ちょっと微妙に怖い考えになったこと:今、川沿いの歩道とか崩れてる地区(一関市厳美町とか)で、橋から川に突き落とし殺人とか起きたら、たぶん事故で片付きますね;県警はあのへん野次馬来ないように監視おいといた方がいいと思います。水死だと死亡推定時刻わかりづらいからなおさら。

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コメント

道や橋がというレベルを通り越して、山そのものがごっそり落っこちた感じ。

茶色い土ばっかり見えたんだけど、岩盤ないんだろか? あのへん・・・

投稿: いわ | 2008年6月15日 (日) 00時28分

栗原あたりは奇妙な感じするほど「ただの盛り土」に見えたよねぇ。厳美町あたりは流石に崩落した後ろは岩盤だったけど。

針葉樹に植え替えしてなければ崩落しなかったのではないか疑惑が微妙に。うーむ。
治水の件もあるんで(そろそろ日本も干ばつに悩む頃だろう)、杉から広葉樹への山林の転換を行うきっかけになればと少し思うところ。

投稿: ぬまにゃん | 2008年6月15日 (日) 02時57分

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