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2008年5月16日 (金)

旅の日 (今日のテーマ)モード

BlogPet 今日のテーマ 旅の日
「今日は松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立った日(元禄2年3月27日)です。あなたが一番印象に残っている旅の思い出を教えて下さい。」

 今年もまもなく出発ですが、昨年の国後訪問ですね。
 初めて異言語圏の居住エリアにステイして、異文化交流をしました。キリル文字がとにかく難解というハードルがあったので;だいぶ苦労をしましたが、なんてのかな、民間レベルでの政治意識の差とかはともかく、「人に優しく」という基本的な気持ちや、未知の物事への好奇心という側面において、国境はないと実感しました。ロシアは日本側から見ると近くて遠い国、でもロシア側からはそうでもないように見えました。たくさんの国と接しているせいでしょう。その中ではむしろ(米国との関係があってなお)あちらは非常に好意的です。

 自然保護も条例でしてくれているお陰で、島の殆どは人間の居住圏ではありません。素晴らしい環境が保たれています。

 つまらない上に進歩的でない政治討論を眺めた後で、道中意気投合した医師先生とちらっと話した言葉が忘れられません。鳥は自由でいい、人間は国境だなんだとつまらない、と。うんざりした顔で先生もまったく、とため息をつき、二人で苦笑いでした。

 つい先日のことです、映像関係の仕事をされているKさんという方と、野鳥の取材の話からの繋がりで国後の話になったのですが、「魚も国境ないんだけどあれはほら漁業権あるでしょ、だから一番自由なのは結局鳥だよね」とKさんは仰って、その話にすごく頷きました。

 ちょうどTwitterでこーわさんとパスポートについてやり取りがあったところでしたが、ビザやパスポートが不要になる日がいつか来ればなぁ、と思います。不可能ではないです。だって。

 江戸時代末期に幕府が警備隊を蝦夷地に置く以前のかの地域が、倭人とアイヌ、そしてロシア人が国境を置かず交流していた、きわめて理想的な文化が構築されていた地だったのですから。理想郷と言っても過言ではないでしょう。漂流した日本人がロシアで通訳をつけてもらって無事帰ってきたという史実も残っているのです。交易があったから通訳が存在しましたが、領土問題を語る時その話をする人は皆無です。

 平和を壊すのはいつも支配者、それを隠すのもいつも支配者です。
 そして支配者を祭り上げるのは「個々の人間」です。

 たくさんのことを考えさせられる旅です。これからも続きます。

※そしてまた、あらゆる状況を打破できる(例えば支配者とその眷属を消し去ることができる)のも、また個々の人間です。タブー視されがちですが、マクロ視点でタブーを犯したのはどちらなのか、少し考えればすぐわかると思うのですが。

 歯痒い事が多い昨今です。

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