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2007年10月 9日 (火)

たくさんの、ありがとう。モード

 ハイテクセガ盛岡の閉店を見届けてきました。なんか、今はただ余韻に浸ってる感じで、最後まで清掃もメンテもいつも通りだったので、明日から開いてないのが信じられないほどです。

 閉店告知の張り紙を記念に頂いてきました。閉店アナウンスを終えた店長さんに「お疲れ様でした」と握手を求めたところ、「17年間の最大の功労者はそこにいるT君だから」という言葉が。

 それを聞きたかったんですよ、店長さん。ありがとう。そして、たとえリップサービスだったとしても、よかったなぁ、たぬ。本当にお疲れ様でした。これからは普通に友人という関係だけど、よろしく頼むよ。

 店を後にして、街のど真ん中でヲサと鯖ちゃんと3人で自販機の前でジュースで乾杯していると、向かいのゲーセン・サンシャインの店員を長く務めるT野君と仲間たちが。「もう閉店しちゃったんすか?まじすか!?」と。「これからどこに集まるべ」ってな話でしばし盛り上がりました。店の中で常連さんたちともしてた話ですが、もう市内に「ゲーマーなら一度は顔を出す」って店、なくなっちゃったんですよね。逆に言えば、盛岡でゲーマー名乗ってる、ないし名乗ってた奴なら、必ず一度は行った店でした。

「それ考えたら、もっと人集まってよかったんじゃないすかね?」というT野君の言葉に概ね同意だけど、T野君の友達の「でも俺、今朝店に入った時、混雑してる店見てすげー感動したっすよ。久しぶりに見た」という言葉にもうなづけました。閉店までたくさんいたしね。

「絶対一度は会ってるっすよね、俺ら」という話もあったし、「これからもどっかで会うっしょ」という話もありました。そして、そのことを口にする皆の心に永遠に残る共通のアイコン。それが「元ハイテクセガ盛岡の客」。

 あの店の客だったってだけで話題になるし、うちとけられる。世代も立場も居住地も超えて。最後に凄いプレゼントを貰った気分です。失うだけじゃなくて、ちゃんと最後に大きなものが残りました。それを実感できたのが、嬉しかったです。

 これまで運営に関わった関係者の皆さん、そして常連なりたまに来るなり遠征で来るなりでお店に来た皆さん、みんなに感謝です。素晴らしい思い出をいっぱい、いっぱい、本当にありがとうございました。なんか、アーケードゲーマーでよかったなぁ、自分。悲しいし寂しいけど、他の軒並み潰れた店の最後と違って、きれいにフィナーレを迎えられたので、複雑な感じだけど幸福感もあるし。メーカー直営店がこんなふうに終わるの、珍しいかもしれないですね。

 これからの事はこれから考えることにして。

 今はただ、「楽しかったなぁ」と。

 そしてもう一度。ありがとう、ハイテクセガ盛岡。

 サンレジャーの社長さんがサンシャインをどうするか、という点、結構多くの人が注目していますというのを一応特記しておきます。期待されていますよ(笑)>サンレジャーの関係者さん マニア向けな対戦台だけでも復活させたら?って言ってる人多かったです。皆、「大通りに居場所ねえよ」って困ってますもん。

 そして仙台のゲーマーさんたちへ。セガアミューズメントの方針から考えて、次は仙台駅西口の地下セガがまずいんじゃないかって話がやはり同様に聞かれました。私たちはHS盛岡守れなかったけど、せめて仙台の皆は頑張ってほしいです。ハイテクセガって名前なくなっちゃったら、寂しいじゃないすか。プレイシティキャロットより先に消滅させちゃいけない名前でしょ?(笑)ドリームの次はF1かそれとも…って話にもなってますよね;ビデオ中心の店、頑張って残しましょう、東北にも。

 今回の件はセガの内部方針によるところが大きいとはいえ、地域格差ってのはやはり感じますよねー。秋葉のHey!があんなに大繁盛してるのに…って。T野君に聞かれました。「ぬまさん、例えば盛岡でゲーセンやるとして、流行らせる自信あります?」って。「ちょっと市街地じゃ無理かなぁ、車使えるとこでないと厳しいかもねー」って答えちゃったけど、一番の客であるはずの学生はそういう場所行けないんですよね…。やっぱ、難しい。青山駅近辺に無料駐車場つきで、というのが面白いかもだけど(高光建設さんが高光ゴルフ置いてたあたりの土地とかね。あそこは電車でもバスでも車でも行ける)土地代ペイできるほど儲け出せるかな、って考えると、やっぱ悩みます。今回のT野君の質問は仮に、の話ですが、私は以前盛岡駅前にあった家庭用ゲーム専門店の店長後任を断って、それでお店が閉店になったということがあっただけに、なんか悔しいです…。電車使う学生が寄ってくれる場所って意味では最高のロケだったけど、サターン末期の斜陽な時期で、あまりの不透明さに前に踏み出せなかったんですよ。今もうそのチェーンの親会社がないので、判断としては正しかったと思っていますが。

 好きなものがなくなっていくのは辛いですね。アーケードらしいビデオゲームもだし、たぶん10年以内に自動車産業もかなり急ブレーキかかると思います。それが時代の流れで抗えないとしても、やっぱどこかひっかかるなぁ。まだ若いってことかな;でも、

 簡単にふっきれるのが大人なら、そういう大人になるのはごめんだ、とも思います。

 いろんな意味でターニングポイントですね、ここしばらく。ここをどう乗り切るか、何を見ていくのかで先のこといろいろ決まる大事な時なんだろうなぁと漠然と感じています。しかしまぁ、私はそこまで長生きしそうにないから(苦笑)、そんな心配はいらないのかもね、と自嘲気味に思ったりもしてるわけですが。

 仲間たちにエールを送りつつ、私は静かにフェードアウトかな。

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コメント

私自身ゲームセンターで様々な方と出会い、大げさかもしれませんがゲームセンターに行っていたからこそ成長できた部分もあると思っています。
なんだかんだで歳も違えば身なりも違う、趣味も違えば好みも違う人が居て。
そんな方々と1つの事で話ができ、盛り上がり、楽しめたのは本当に今でも忘れられません。
以前もこちらに書かせていただきましたが、私の通っていたゲームセンターはいつのまにか潰れてしまい、ソノ日を見送れなかった事は今でも残念で仕方ありません。

私はハイテクセガ盛岡には一度も足を運んだ事はありませんが、私の知らない場所でもそういう似たような思いを持っている方がいらっしゃるのに感慨深い思いです。
そして、そんな方々と最後の日を迎えた事に、失礼ながら羨ましささえ感じました。

確かに現在のアーケード・ゲーセン事情を考えると、とても前向きな発言が出来ませんが、是非頑張って欲しいです…本当に…本当に…

投稿: にゃんこ | 2007年10月 9日 (火) 03時55分

学生と社会人が普通に会話する場所というのが意外と少ないことに気づくよね。それこそハイテクセガ盛岡ができた頃はゲームセンターがまだ不良(という言葉もいいかげんすたれたなぁw)の温床というイメージが残っていた頃で、何も悪いことをしていない学生も行くと叩かれたものだったけど、ああいう場所でもないとできない会話もたくさんあったわけで。世代抜きのコミュニケーションを経験しなかった層ほど、それこそ成人した後に飲み屋に入り浸ってしょーもないカネの使い方したりという育ち方する気がするんだけど違うかなぁ(苦笑)。

年寄りは年寄りで「学生の頃は嫌かもしれないけど、これは我慢してやっといた方がいい」とか伝えることができた場所で、ゲームを抜きにしても素晴らしいコミュニケーションの場だったと思います。

今あの業界が目指してる方向性でそういうコミュニケーションが生まれるかというと、まず皆無だものねぇ;

AM業界においてビデオ中心の店というのは、下町的というか、向こう三軒両隣的文化が残る店だったんだなぁと、今回改めて思いました。ビデオが不振だからどうこうじゃなくて、こういう店は残さないと駄目ですよ;。相応の規模で会社を運営するのなら、社会貢献を視野に入れるのは当然だと思うのだけどね。最大手からそれを止めるのはいかがなものかと思いました。

ビデオ主体のお店をやっている各ディストリビューターさんには頑張ってほしいところですね。

投稿: ぬまにゃん | 2007年10月11日 (木) 14時56分

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