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2007年9月22日 (土)

三日目、生ロシアすげぇぜモード

 皆律儀に現地時間に時計を合わせていましたが、私はずっとJSTで行動していました(笑)。なのでその通りの記載にします。なお、国家としての主張はともかく世界的に見て現状かの地はロシアであり、だから返還運動をしているというのが私の持論なのは以前から書いている通りなのでロシアに出向いたという認識で以後進行します。政府筋や各種団体の方々は異論あるでしょうし右ちゃんからは非国民とか言われそうですが、私は日本人である以前に地球の一生物個体なので:P、グローバルな視野からこの主張を変えるつもりはありません。

 3時台に起きて釣りをしようと思ったら寝過ごして4時半。5時から朝食だったので慌てて竿を出すも餌は取られるけどアタリなし。往復お世話になった船「ロサ・ルゴサ」の船員さんは皆さん定年リタイヤした元漁師さんだそうで、聞けば「この時期は水温の都合底物は沖に出ちゃってて駄目なんだよなぁ」とのこと。しかし船員さん以外で釣りをしてたのは私だけだったので、おかげで船員のおじいさんたちにはすぐ覚えてもらえました。この件はのちほど。

 朝食後上陸装備を調えて待機。何かあったらしく港が封鎖されてたとかで(公務でクリル地区の行政長の皆さんが揃い踏みで同行してらしたので、非協力的姿勢とかではないです。彼らも足止めされましたから)ちょっと上陸は遅れました。居住地区へ入るのは初めてで、しかも移動は地元の皆さんの車に分乗して移動だったので面白かったです。私の乗る車はランクルで、ドライバーは女性でした。2世の3人で同じ車だったので楽でよかったかも。で、簡易舗装が断片的にあるものの基本的に均してるだけのオフロードなので、ランクル役に立ちまくり(笑)。ランクル乗りで性能をきちんと引き出して使いたいと思ったらロシア圏に持って行くことを薦めます。いやマジで。ヨー・ピッチのセンサーがランクルにはついてますが、使いますから(笑)。

 車はトヨタが圧倒的に多かったです。ランクルとハイラックスがほとんど、普通乗用車ではカリーナやマークII、カローラやクラウンあたりを見たかな。日産はテラノだけ。三菱はパジェロいっぱいとデリカ。他はテリオスとジムニー、フォレスターとR2を見たくらいかなー。日野の古いトラックとか。R2が一番新しい車でした。珍しかったので通訳さんにお願いしてお話を聞いてみたら、自分で北海道まで買いに行ったの、とのこと。
 トヨタは壊れないんだなぁとなんとなく実感しました(笑)。舗装されないとホンダ車は入れないでしょうね。バイクも何台か見ました。全部カワサキのエンデューロ系。肝心のロシア車は大型はともかく普通クラスだとUAZのSUVとワゴン程度しか見なかったです。悲しい…ロシアンデザイン好きなのになぁ。ロシア製らしいダンプカーのバケット部分のデザインがえれぇカッコ良かったです。建機は輸入でしたね。日本とか韓国とか。

 とりあえずムネオハウスこと友好の家に荷物を置いて、行政関係者さんのお話を聞きました。まあ普通のご挨拶で。道新(北海道新聞)読んでる方は南クリルの地区長さんが漁船の直接乗り入れを提案したニュースを読まれたかもですが、その地区長さんはユーモアのセンスがありロシア人っぽくない非常に陽気な方で面白かったです。イギリス人っぽかったな。顔立ち含めて。

 その後若者班と年寄り班に分かれて、私たち年寄り班はいろいろ見学を。日本からの人道支援で建てられたディーゼル発電所(800KW×4、ダイハツ製の大型直列8気筒エンジン)を見ました。島の電力のほとんどをまかなっているとか。冬場不足する分は島に豊富にある温泉の地熱を利用して発電所を作る、または旧型の本国製ディーゼル発電機を使うことで補っているとか。地熱は設備維持コストが馬鹿高いんで日本では捨てられた技術だったわけですが;景色崩さない程度に人口多い地区に風力発電機設置すればよかったのに。そこの裏口出てみたら民主の市村議員がぼんやり発電所裏の斜面を眺めてたんで、どしたんかいなと思ったら空き缶空き瓶のポイ捨てが。「こういうのはどこも変わらんですねぇ」と声をかけると「そうですね~。ちょっと意外かな」と。気づけば施設に残ってたのは私たちだけで、少し会話をしつつ外へ。国会議員には「沖縄及び北方問題に関する特別委員会」という確か超党派のグループがあって、彼はそこの所属。気取ったとこない人なんで話しやすかったです。この後も何度か。今回行った税金でメシ食ってる人の中ではマトモな方かな。

 続いて郷土史博物館へ。ここの展示内容が主に自然科学分野とアイヌ文化分野について大変素晴らしく、剥製の完成度の高さと展示内容の密度に大感激した私は、帰り際館長のワレンチーナ先生に「オーチンハラショー!スパシーヴァ!」とこちらから挨拶してしっかりと握手をしてきました。いやほんと凄いの。剥製の作り方が見事で、鳥たちが生活している瞬間を切り抜いたような姿勢にしてあって。国後の一番素晴らしいところはなんと言っても自然なので、よりいっそう博物学分野での調査が進むことを期待しています。領土問題に関係なく世界遺産登録を個人的に切望しているので、応援の言葉に添えて提案としていずれワレンチーナ先生にはお手紙を書くかもしれません。かの地はあらゆる国家の開発から「防衛」しなければならない場所です。知床が通るなら間違いなく世界遺産通るでしょう。数倍価値がある。

 続いて教育センターを視察。ここで聞いた話が結構面白かったです。国後の家庭の8割にPCがあって、うち半分はネット環境があるとか。教育センターには10台PCがあって、ハブ経由でLANを組んでありました。で、回線はADSL。通信インフラは想像よりずっとしっかりしていました。ここで聞いた話ではないですが携帯電話会社は3社あるそうで、皆さんが持ってる携帯は新しいもので着うた機能がついてました。私のよかいいじゃん(笑)。

 その後カフェで昼食。本物のボルシチが出てきました。パセリの香りが効いてて美味しかったです。黒パンのモチモチ感も何とも言えずいい感じ。テーブルウォーターが発泡水だったとこが外国っぽかったなぁ(笑)。カフェで食べる時はJR東の運転手の大室さんと毎回一緒に食事をしていたのですが、料理写真を撮るのがお約束に(笑)。大室さんから聞いた最近の電車の話とか列車運転免許の話とか面白かったなぁ。あと、カフェで食事する度に流れてる音楽の話で盛り上がってました。「いいですよねロシアの歌謡曲とかポップスとか」てな感じで。最終日お買い物でCDが買えるなら欲しかったんですが、売ってなかった…悲しい。

 その後文化交流というイベントがあり、ロシア語講座を経てホームビジットというスケジュールだったのですが、文化交流に入った直後に気分を悪くしてしまい、抜けて寝込んでいました。幸い薬は山ほど(笑)あったので、同室の佐藤君(今回学生側代表、実はうちの目の前の高校に通ってて大学のずっと離れた後輩だったことが判明して、二人でやたらローカルな話題で盛り上がったりしてましたw)がくれたりんごや、日本で買っておいたおやつ無理矢理食べてなんとか胃に薬を入れましたが、食事はホームビジットで摂ることになっていたので、夕食食べられませんでした。北対協のスタッフさんが団員さんからカップヌードルを貰ってくれたんですが(後にそれ団長さんのものと判明。ほんとスパシーヴァwです>森嶋さん)食べずに日本まで持ってきました(^^;。いやまぁ、実はホームビジットの時間には回復してたんで、行く気になれば行けたかもしれないんですが、不機嫌で体調崩す病気の人なもんですから(苦笑)倒れたくなかったんで行きませんでした。外務省崩れと外務省現職の二人で行ったようです。で、外務省崩れは飲まなかったようなので、あの二人が行った先は退屈したかもですね。後でその話を道新の内山さんにしたら、「言ってくれれば代わりましたよ!次からこういうことあったら遠慮無く言って下さい」と言ってもらえたので、ホームビジットが1日目だったの悔やまれました。3日日程の2日目とかだったら、同室だったからお話した上でお願いしたんですけどねー;

 同行医師が居たのに廻ってもらわなかった事について北対協のスタッフさんから陳謝されたのですが、発作慣れてるしわざわざ先生の手をわずらわせる程じゃないから気にしないで、と言っておきました。…説明会の時に診断書ちゃんと出してるのに安全員(力仕事係です)に指名されたのには唖然として「あの…診断書ご覧になってないでしょうか…パンフに安全員は老齢者や障害者の補助などが仕事とありますが、私がその障害者ですが;」と言ったら慌てて変更されたということもあったんで、ダブルミスなわけですが(苦笑)。事態想定が全くできてないことは翌日さらに判明します。駄目出し係?>私;

 皆が戻ってくる前にシャワーを浴びて、さっさと寝ちゃいました。翌日の見学が楽しみだったので。こっそりやっておいたことがありましたが、それは後日。

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コメント

本物のボルシチいいなぁ。(と、食べ物に反応)
缶詰のしか食べたことないですよー。
材料のビートってやつを、一回見てみたいです。

投稿: ひらべ | 2007年9月28日 (金) 15時47分

ビート入ってなかったんじゃないかなぁ>ボルシチ
基本はあれ、残り物の野菜くずと余り肉なんですよ、具って。それぞれ細切れです。

付け合わせとして見られがちなパセリが、料理に上手に入れるとあんなに香りいい食材になるとは知らず、軽くショックでした。生の方が香り強くていいですね。

投稿: ぬまにゃん | 2007年9月28日 (金) 19時07分

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