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2007年5月18日 (金)

怪物ノート対決モード

 タイトルはディスカバリーチャンネル風(笑)。

 昨日ネタにしたVAIOのTZはモバイルノートというジャンルでおそらく最もメジャーなマシンですが、昨今「持ち運びをあまり考えず、動かしてもせいぜい家庭やオフィス内レベルの高性能ノート」がとても流行っています。PCのシェアの6割超が既にノートという現状にあって自然な流れだとは思うのですが(自作機が普通で多数派だと思ってる人がいますが、実は思いっきりマイノリティです。たまに話が噛み合わないので頭抱えるけど)、その中でも「ハイエンドノート」と呼ばれるクラスの競争が、最近静かに熱いです。

 おそらくノートPCに最初にWUXGA液晶を突っ込むという暴挙をやったのはソニーだと思うのですが(TypeAの7x系。ようは私の愛機A70Sの世代から始まったこと)当時他にはアップルのシネマディスプレイくらいしかメジャーなWUXGAモニタはなかったので、その有用性がどの程度かはあまり知られていませんでした。(さらなる高解像度化はデスクトップ用モニタにおいては行われましたが、ノートはしばらくTypeAのWUXGA、あとはNECが限定で出したWQXGAだったかな、それのみでした)

 しかし世の中でハイデフという言葉が使われ始め、FullHD1080Pという言葉が宣伝文句になりだしたあたりで様子が変わってきます。元々AV系総合能力に特化していたTypeAはTypeARに進化と同時に1080P環境の編集となんとノートPCへのBlu-Rayドライブ搭載を果たします。ここに東芝がお約束であるかのように(笑)同じくWUXGA液晶を装備しデジタル放送対応を行ったモデル、QosmioG40をぶつけてきます。最新のARから遅れること半年程度で後出しでG40が出たので、現状価格性能比においてはG40が最強っぽいです。ちなみにG40のハイエンドはまるっきりAR対抗で、なんとHD DVD-Rドライブを備えます;それぞれお値段は40万円前後。若干G40が安いです。出た直後その性能を高く評価されたMacBookProが一気に霞んでしまったほどに、劇的な性能向上が行われています。AR、G40ともにHDDを2本積んでおり;ARに至ってはノートでRAID0で動作します。もう何やら気が狂ってるとしか(笑)。

 しかしそれぞれ、最新の光学ドライブを積まないモデルであれば、比較的常識的な価格に収まります(それくらいノート向けのアッセンブリは高価)。とりあえずARもG40も通常モデルなら30万は切ります。(この2機とだとMacBookProはCPUとメモリの良さでいい勝負をしますが、残念ながら液晶で負けます)

 ソニーの方はARになっておとなしくなりましたが、G40は音へのこだわりも東芝らしく相変わらず異常です。ハーマンカードンの4スピーカー(ぉぃに1bitデジタルアンプという何事デスカ状態。本当はTypeAのAはオーディオのAだったので、ARになる前はソニー側も正気でない状態でした。ドッキングステーションに「スピーカー端子」があったんです;で、専用のでかいモニタースピーカーつき。オーディオ機器用の回路「S-master」までぶち込んでありました(ってゆうか、あります;)。TypeAはなんというか「運ばせる気ないだろう」状態でした。設置時の上面投影面積は同社のデスクトップのそれを余裕で上回ります。

 しかしそこまでやったマシンにしか実現できない世界があります。
 FULLHD素材(1920x1080)の動画を、画面比率100%で再生してしまえるのです。ノートなのに。フラッグシップモデルらしくCPUはその時代のCPUでモバイルに使える最高レベルのものが使われる上、当たり前のようにビデオチップはnVIDIAないしAMD/ATIが使われてきたので、圧縮の有無に係わらず再生が間に合ってしまいます。恐ろしいことに。

 今まではマクロメディアのStudio系ソフトを3つ一度に立ち上げつつチェック用のIE立ち上げたり、IEを10枚くらい立ち上げた時しか有難みがわからなかったのですが(^^;、最近FULLHDでとある素材(動画)を見て、100%表示でまだ上下にツールバーが出ることに今更驚愕しました。うひー。

 実はTypeAの最後のモデルだったA73SのAVステーションつきは、一時24万円を切る値段でした。(ARになる直前のごく短い期間です)あの期間に買えた人はラッキーだったと思います。今だと東芝G40がよさげな感じです。ARもG40もHDMIを備えます。「まだ画面が足りねぇ!」とか言い出す人にはARがオススメです。TypeAは伝統としてドッキングステーション側にアナログRGBとDVI-Dの両方を備えます。同時使用はできませんが、モニタを選ばず拡張が可能です。確かTypeAはVRAMをメインメモリから切り離しているのも伝統だった筈なので、その容量が許す限りの解像度を出せます。

「デスクトップにモニタ足す方が安い」とする向きもあるかもしれません。しかしこれら怪物ノートには自作機やBTO機にないメリットがあります。それは「吊るしで構成したが故に存在する絶対的な機械としての安定感」です。滅多なことではコケませんし、BIOS画面とにらめっこなんてことはまずありません。メモリも普通に2GBは載りますし、何よりアッセンブリの多さにうざったい気分になることがないです。

 強いて言えば手のひらが熱いことくらいでしょうか(笑)。ノートPCなので、不意の停電でも外付け外部電源デバイス以外は何事もなかったかのように動作し続けます。(バッテリー入ってるので。←だってノートPCだし)うちの環境で、電源プラグ抜けたの気づかず1時間ばかりフルパワーで回したことがありましたが、警告出るまで何も変わらなかったので逆にびっくりでした。UPSって民生用の普及価格のってデスクトップマシンを何分動かせましたっけ?

 てなわけでお遊びにもお仕事にも実はとてもオススメなジャンルのマシンだったりします。ただし、買うなら長期保証を。

…液晶アッセンブリ、ぶっちゃけそこらの同解像度の液晶モニタより高価です;(17インチという超高密度ですので…)

 消費電力が少ないのもメリットだったりするので、一人暮らしで「うちのタワーは静かだけど電源は相応だから電気代がバカになんない」って人にもオススメできますよ。

 とりあえずG40の詳細はこちら
 TypeARの詳細はこちらです。

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コメント

うちんとこの職場の状況は。。。
ところによって無線LAN搭載のB5ノートが主力だったりしますが(それも貴重なPenM搭載機)
おそらくA4ノートあたりが最大派閥です。

ちょっと気になったので、明日あたりに正確な数出してみますw

投稿: いわ | 2007年5月18日 (金) 21時32分

一番ポピュラーで安価だもんねぇ>A4クラス
にしても、17インチ液晶入りのモンスタークラス、A3もない筈なんだけどA3ノートって言われるんだよね;いや、流石にA4ノートの倍はねえと思うぞ;
(液晶はんぶんこしてもB5ノートより面積まだでけぇのは本当だけどw)

投稿: ぬまにゃん | 2007年5月18日 (金) 21時45分

東芝はラップトップのJ3100が印象強いから(職場でもよく見たし)デカいノートもいいなぁと思うんだけど、ノートじゃない呼称が欲しいような気も。
実はXL3やめてARにしようかとも思ったんだけど一番録画するのBSだったりするのでやめ。残念。アンテナ線2本繋ぐノートってのも想像するとちょっと変だけど(笑)
G8の次のノートとして買うとしたら液晶のスペック落としたくないからG40かと思うんだけど.....やっぱ高いよ。

投稿: 中山 | 2007年5月19日 (土) 01時05分

タイミングがよければRD-A1と迷うべき機種だったのかもしれないですね>G40/97
恐らく出始めの相場なせいで高価に見えるだけで、G40/95はだいぶ落ち着くのではないかと見ています。25万はそのうち切るのではないかと。それならメモリ2GB×2で4GB運用させれば普通にハイエンドノートとして十分なスペックを出してくれるでしょうし。

確かにもう既にこのクラスは薄いとはいえ面積はかつてのラップトップ並みかそれ以上なわけで、ノートと言うには違和感ありすぎですね。端子もやたらぶら下がるわけだし。
歴史的経緯見るとサブだのモバイルだのいろいろつけて結局画面とキーボードが対面で収納される可搬型はノートでひとくくりになっちゃってますが、画面ターンしてペン入力ができるだけでタブレットPCという名前になるくらいだから、もう一捻りあっていい気がします。

そういえばRCがなくなってRマスターのみ存続となってしまいました。ありゃうちでは置き場所ありませんな流石に;。クアッドコアのCPU入れて突っ込めるだけの装備したらモニタなしで80万弱行ったのには吹きましたが(笑)。でもまぁ今日びモニタ込み100万の環境というのも、本気度合いが感じられて面白くはありますが。

投稿: ぬまにゃん | 2007年5月19日 (土) 14時17分

まぁ高いと感じるのは今買えるだけの資金が用意できないからで、モノの価値としてはこんなに安くなったのか!と感動しているのですよ。G8の前に使ってたのは40万もしたXR1だしね(笑)。
でもネット&ゲーム用のノートに録画機能まではいらない、と言うより録画機にしちゃうと他の用途で使いにくくなるから録画機能省いて安くしたモデルをせめて直販で用意して欲しいと思うわけで。TXWのグラフィック強化モデルにもうちょっといい液晶載せてくれないかなぁ。なんで現行機揃ってG8より液晶のスペック低いの...
RD-A1との比較は、どうなんだろうなぁ、まずBS/CS受信できない時点でアウトなんだけど(笑)、それ抜いても再生能力がRD-A1並だったらそれこそ驚異だよね。
実はXL2(のデジタル録画ソフト)使ってみて録画は番組表見やすいから気に入ったんだけど、DVDにムーブする前にチャプタ編集できないとか、BD搭載機でもBD-REにしかムーブできないらしいとか予想もしてなかった低機能ぶりに驚いてます。XL3買っていいのかな...

投稿: 中山 | 2007年5月19日 (土) 19時52分

東芝やっぱりそこですよねー;何グラボそんなん突っ込んどいて、液晶狭いので満足しちゃってんの!とか文句の20や30出ます(^^;。SXGA+以上は欲しいですよねぇ。今だとワイド傾向だからWSXGA+かな。(1650*1050)

XR直系がGRで、その後GRXに発展したとこでVAIOの第一世代が終わったわけですが、SXGA+行った液晶が一度XGAに落ちて(半導体価格高騰した頃)、GRXの時にUXGAで復活したんですよねー。やっぱ一度広くしたシリーズは小さくしちゃダメだよと。

確かにA1は孤高の超巨大戦艦という感じで、あれと横並びの性能を欲するのは酷かと思いますが(笑)、にしてもムーブまわりのごたごたはとっととどうにかしてほしいですね;あれはえれぇイライラするし;アナログソースで拾ってもPCだとコピーガード入るって、それやりすぎだろうと思うのですが;
今の調子だとXL3はちょっと怖くて手が出ませんよねー;チャプタ編集くらいさせれ、と思いますよね。ふつー。

投稿: ぬまにゃん | 2007年5月19日 (土) 21時53分

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