« ようやく発売日決定(涙)モード | トップページ | 2月第4週の検索ワードモード »

2007年2月24日 (土)

文系頭と理系頭モード

 さっきドク六角(毒じゃなくてドクター。彼は本物の博士)へのコメントを書いていて思ったのと、そのコメント内でも触れたCTさんの言葉(勝手に引用しちゃうよー、ごめんなさい>CTさん)でちょっと考えました。ちなみにCTさんとのやり取りはこんな。

-----ココカラ
>チームワークで損してる同人もの結構見るので
 プログラマとグラフィッカの異文化コミュニケーションが如何に難しいことかw 理系と文型の言い合いが如何に不毛かよくわかっちゃったので憂愁な(ぉ)ディレクターがいないとやってけまへん。
-----ココマデ

 リダイレクトが私の言葉、CTさんがそれを受けて答えているという形ですが。最近はマルチにこなす人もいるものの(ドクもマルチだけど根幹は理系かな)、ネットに身を置いたり「機械」を売る人間として動いて思うことは、どうしても技術が必要になるシーンが多くなった昨今、理系の人の需要が増して地位向上が大きくあったものの、社会に対してコミュニケーション面で主に期待値発揮できてなくて空回りしてるとこをよく見ます。逆に文系さんが理系スキルを身につけようとして理詰めで行こうとしてしくじってへこんでたりとか。

 需要の面があって、一部心無い理系民族には「文系なんてカス」みたいな物言いをする連中もいます。逆は聞かないんですが(苦笑)。あ、誤解しないでね。身内にはそういう人いません。もちろんドクも配慮の人なので絶対そういう事は言わないし、それどころか文系思考を理解するよう努めてくれているので私も我侭が言いやすく助かってるくらいで(笑)。(文系さんは感覚で物を言うので、その感覚を上手く操れない人は失敗しやすい部分ありますね。スポーツに近い部分があるかもしれません)

 で、文系理系で何がそんなに違うんだろ、と考えた時にぽんと頭に浮かんだのはこれでした。

「理系の皆さんは1を10や100にしていくことに長けている。でも0から1を出しにくい。文系の皆さんは0から1をいくらでも出せるけど、1から先に増やすのが難しい」

 意味伝わってるかなぁ;。加えて言うなら「理系の皆さんはもしかしたら0という状態がわからないかもしれない、あるいはあってもすぐ忘れちゃうかも」と「文系の皆さんは0を忘れないのでいつでも0から行けるし任意のあたりに戻れるけど、折角積み上げた100を感覚的なものでうっかり0に戻すことがある」って感じが。

 具体的に言うとものづくりの現場では文系さんがプランニング/プロデュースしてそれを理系さんが膨らますと上手くいきやすいです。その際、膨らまし方を間違えた時に文系さんがある程度バックさせること、それに理系さんが理解を示すことがより成功に繋がると思います。要素を文系さんがさまざまな角度から提示して、それを理系さんがパズルを組むようにまとめるのも基本になるでしょう。そして顧客開拓の段でも文系さんの出番になります。ニーズ開拓などは文系さん、製作数やコスト管理、利益計算などは理系さんの仕事ですよね。これらが噛み合うことで特定のものが最大値の結果を出すと思います。
 役割が決まっていても、どっちかが「あんたはこれだけやってればいい」って思ったらアウトです。さっきの数値的観念で行った時、あれは多ければ多いほどいいってわけじゃありません。(プレミアム性が増すほど、特定の数値に収束する傾向があると思います)
 相互に尊重し合うのが大事なわけですが、元々思考の段取りが違う二組なので、衝突しやすい面が多々あると思います。(CTさんが言ってたのはこのへんでは)
 というわけで両方のバランスを備えたディレクターが間に入る人間として必要になってくるわけですね。いろんなタイプの人がいますが、自力で0を1にできてかつ71で止められる人もいれば、自分では0を1にもしないし増やさないし減らさない人もいます。でも仲裁と制御はできる。前者は文理両方を修めた人ですね。どちらかに長けていてかつアンテナが高い人が足りないものに気づいていつの間にかバランスポイントまで来ていた、というタイプが多いようです。秀才肌。後者は完全な天才肌で、文理関係なくとにかく人としての魅力と対象へのビジョンだけがあるタイプです。天才なんてそうそうお目にかかれるもんではないので(笑)、文理どちらかの人が興味のもと両刀に成長するケースが一般的でしょう。最初はどちらかなので、結局求められる部分はもう片方への理解です。どちらから入ったかでタイプ違うので、ディレクターという立場の人は結構面白かったりしますね。

 上記はアクティブな例ですが、パッシブな例だとこんなものがあります。例えば特定の商品のド初心者の人が買い物をしに来たとします。理系店員さんは商品の優れた点を数並べ立ててアピールし、お客さんに興味のある言葉を拾ってもらいます。文系店員さんは、まず人当たりから入って、お客さんの目的を聞きます。そしてお客さんの目的と自分の知識を繋げて、それを一見全く関係ない話題を含めたり、お客さんの商品への訴求度なんかを会話から掴みながら、的確と思う商品の売りの一点ないし少数を丁寧にアピールします。
 理系さんの売り方でも売れますし、効率いいし回転早いです。文系さんの売り方は効率が悪いように見えます。無駄話しているように見えるかもしれません。しかし。
 この2つの売り方には後があるのです。理系さんの売り方ではその店員さんのバック(販社や店舗)の魅力でしかリピーターがつかないのですが、文系さんの売り方だと店員さんにお客がつくのです。それは店舗、ひいては会社への信頼に繋がります。理系さんが使うバックの魅力を作るのは、実は文系さんの販売手法なのです。
 システム売価というものが量販店では設定されていて、これが利益ほぼ0の状態です(実際にはちょっと乗せてありますが)。ここからの増額分が利益なわけですが、値引きをかけて数を売るのが理系的売り方、値引きをそうかけず少数売るのが文系的売り方です。「安い方が売れるに決まってるじゃん」と言う人もいるかも。実はそうでもありません。高額製品に手を出す人は些細なレベルの価格差は見ないです。そういう層の人は買い物から「高揚感」を得て楽しんでいるのです。気に入れば余程でかい価格差や条件差でない限りそのお店に決めます。そしてそういう人はだいたい「贔屓の店」を決めてしまいます。もちろんそういう富裕層ばかりが顧客ではありませんから、自分で価格調べてあっちはああだったという顧客にも対応しなければなりません。そこの駆け引きは理系の人がはるかに上手いです。お店にはどちらのタイプの店員さんも必要、ということです。

 文系理系の違いの他にも、性別や年齢、経験差、得意分野といったさまざまな違いの中で私達は生きています。衝突を好む人も中にはいますが、基本的には避けたいはず。話が噛み合わなければ別方向に振ってみたり、それとなく中断したりと、配慮をしながら会話をするのが大事では、と思います。なんかタイトルの明示的回答になってない気もしますが。

「そんなに邪険にしないで」とマドラックスさんも申しておりますし(笑)。

|

« ようやく発売日決定(涙)モード | トップページ | 2月第4週の検索ワードモード »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ようやく発売日決定(涙)モード | トップページ | 2月第4週の検索ワードモード »