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2007年2月 7日 (水)

さよならカーボンVモード

関連リンク:NEW FOR 2007 - COLDSTEEL

 何方かが検索して下さったおかげで気づきましたが、COLDSTEEL社の今年のモデルが発表されていました。(まだ流通は先のようです)ファンの方はご存知かと思いますが、同社の看板とも言えるカーボンVブレードを扱っていた会社(名前失念、結構有名なとこです)が昨年倒産、工場の引継ぎができずCOLDSTEELはカーボンVの継続使用を諦めてしまいました。素人には扱いづらいものの頑丈でかつ粘り復元性が高いという、刃物の鋼材としては(耐候性を除き)きわめて高いものだっただけに残念です。

 とはいえ元々ステンレスでも相当にいい刃をつけている会社ですし、VG-30などでも性能的には十分と言えます。何より、魅力的なデザインを提供し続ける趣味性の高さと、新しいものへのチャレンジを続ける姿には刀剣類への変わらぬ愛情を覚えます。

 そんなわけで一部は鋼材変更のついでのモデル拡張、一部は好例の斬新なモデルという二本立てで、今年は多くの新型がリリースされるようです。一部紹介。

KUDU
 プルリング式のブレードロックつきライヨール風のナイフ…ということで名前忘れちゃいましたがとある有名メーカーのナイフのリスペクトですね。

FINN BEAR / ROACH BELLY
 4116ステンレス使用、コーデュラ製シースつきの廉価フィクスドモデル。使う前からどうこうは言いたくないですが、どういうシーンで使うのか今ひとつ想像できないのと、値段で性能が決まるもんじゃないとはいえこうも安いと流石に;。

○定番コンバットクラシックモデルのSK-5ハイカーボンモデル
 トレイルマスター/グルカククリ/ラレドボウイ/リコンスカウトの新素材モデルです。カーボンV終売で登場したものですが、概ね前と同じなようです。炭素鋼なのでたぶん前と同様に錆びます。値段がそう高くないので、「耐候性が欲しいならサンマイの買って」ということなのでしょう。

○定番コンバットクラシックモデルの4116ステンレスモデル
 こちらもカーボンV終息のあおりで出たモデルですが、何故か復活したモデルとかもあります。PEACEKEEPER/SAFEKEEPERがこのラインで復活しました。(それぞれCOUNTER-TACとSAFEMAKERが後継モデルで継続販売…こちらはAUS-8A。30ドルくらい4116が安いですね)そしてコンバットモデルの本命・ODA/UWK、そしてあの凶悪ナイフOSSがこのラインで復活、とんでもなく値段下がってます。(ただしカーボンV時代のエポキシコートによるブレードコートを兼ねたブラックアウトは今回なし。銀ピカ)OSSが$59.99ですよ;うーむ。クレイトンのハンドルにSecure-EXのシースを使うのは以前のモデルと同じ。ブレードだけダウングレードしたようです。たぶん好きな人はカウンタータックよりピースキーパーが好きだろうから、喜ぶ人はいるだろうなぁ…。
 もしかしてこの廉価ライン、中国ブレード?;製造国にこだわらない私でも、ナイフだけは中国製はちょっと…という私感があるんですが(過去の経験から)、一応COLDSTEELは中国製でも切れ味はいいと聞いてるものの若干心配です。へんなタイミングで折れたり割れたりしないかと。(金属の精製技術に疑問が…)

CORSICAN
 コルシカ島の伝統ナイフ。私の中でコルシカといえばノワール。ノワールで地中海でナイフといえばシチリアのイントッカービレでガクブルなんですが(笑)、そういう話はさておきシャープでかつ美しいデザインの、刺突型ナイフです。近未来戦用を思わせるアーバンダートと対をなすイメージで、鋭角的なデザインを纏いながらハンドルはマイカルタであるあたり儀礼刀の雰囲気も持ち合わせています。今年の新モデルでは一番好きかな。ブレードはAUS-8A、シースは実用重視でSecure-EX。$179.99と結構高級なモデルと言えましょう。用途は後述しますが今回大幅にバリエーション拡充を図ったSpikeに似ると思われます。

SHARKIE
 今回のおばかアイテム。詳しくは説明を読んでほしいのですが「えー昔からペンは剣よりも強いと申しまして、うちも昔から剣に関しちゃ大したものを作ってまいりましたが…」ときて、じゃあペンも作ろうってんでよりによってナイトシェイドと同様のグラスファイバー混合強化プラスチックで小型の打撃武器になるペン作っちゃったという「落語家かあんたら」という商品です。大丈夫か社員の皆さん。ちゃんと寝てるか。へんな薬とかやってないか;

RPG
 おそらくトーピドーの後継モデル。見かけたら名前を絶叫する決まりの超有名携行型ロケット弾と同じ名前のスロワーで、ナイフではなく先端は普通に突起です。どうも本当にあのRPGの製造元からライセンス貰って名前つけたようです;AK-47といい、もしかしてロシアスキー?(笑)>COLDSTEEL

○マチェット類
 形状の拡充でモデル数が倍くらいに。既存大型ナイフからのフィードバックモデルなど、よりナイフ的な形状のものが増えました。「ナイフだと銃刀法にひっかかる長さの刃物が鉈としてなら通関できる」というのは有名な話でして、もしかしたらそれ狙いかもしれません。コピスマシェッテなんてどうみても刀剣ですが。でも2本欲しいですが(笑)。安いし。もともとマチェット類は廉価炭素鋼のコーティングブレードですが、今回の変更で1055カーボンスチールに統一されたようです。
 ククリマシェッテを2本持ってますが、結構柔らかい鉄で錆びるのも早いので、砥げば切れ味は出るでしょうけど長続きしないしコーティングないし油が切れたとこはもう次の瞬間には酸化=錆が始まるので注意です。鉈は鉈ですよー。お値段安いのにはちゃんと理由が。ポリプロピレンのハンドルがまた滑るんだ;

○金属一枚板系のナイフ/スロワー
 TFTのコンセプトで形状変更をしたモデルが追加になりました。ダブルエッジになったりいろいろ。NAGAというモデルがパラコードのタングあるなしでナイフとスロワーになり、それ以外だとナイフ側にはダブルエッジ2種とタントー1種、スロワー側にはダブルエッジ3種追加、シュアバランスを除いた2種はスロワーなのにハンドルつき。(○○バランスで3種あります)で、全てのモデルが1055ハイカーボンスチールで、コーデュラ(ナイロン)のシースがつきました。ってことはカーボンVのTFT用シースの単体売りお終いすか!?Σ( ̄□ ̄; かくしてうちには裸状態のカーボンVのTFTが2本…。
 うーんでもTFT買ったのはカーボンVの恐るべき耐久性をもってサバイバルナイフへの転用が可能だったからで、1055のモデルには魅力感じないなぁ…。あ、検索受けたPRO/SURE/MINIの各フライトスロワーは旧モデルのデザインのまま鋼材ダウングレードです。まあ、もともと投げナイフは消耗品だしねー;コールドスティールのDVD見ればわかりますが(早くも新年度版出たヨ)、どんなナイフでも大抵のものは投げれば投げナイフとして機能するので、わざわざスロワー買う理由は実は薄いです。(某ガンスリンガーガールの敵役がコルトかS&Wのスロワーをフィクスドとして使ってたけど、ああいうのはあまりしないんじゃないかな。最初からかさばらない程度のブーツナイフ使うと思う)

ハニーコーム(HONEY COMB)
 COLDSTEEL初?の女性向け?護身具。櫛の中にナイトシェイド同様ザイテルとファイバーグラスの混合材質の刺突武器が隠してあるものです。このポイントの感じだとたぶん刺さるな…。ちなみにCOLDSTEEL社は加州ですが、あそこはこういう「暗器」禁止なので、直販はされません。お値段は$9.99。

SPIKEシリーズのニューモデル
 従来のノーマル/タロン/タントーに加え、スコティッシュ・トーキョー・ボウイ・シミターが追加になりました。トーキョーは皮肉いっぱいというかやべーだろと思いますが(^^;、ボウイなど他の3本はそれぞれそのスタイルのナイフをスパイクのスタイルでスリム化したブレードです。(なので、たぶんボウイの先端あたりとスコティッシュはダブルエッジではないかと)正直、従来のスパイクは刃渡りやたらあるけど切断能力皆無、完全な刺突武器でしたが(ブレード握れます。ただ、まっすぐ落とすとフローリングの床に突き刺さります)今回追加のモデルは切れるかも。スコティッシュとシミターは興味あるなぁ。あ、シミターは同名のフォールディング同様、しっぽにぶん殴り用の玉がついてます。(シミターではあれでコンクリートブロックを砕くデモをやってました)

 他、ブルックリンスマッシャーの若干短い版「ブルックリンクラッシャー」(笑)、ポリプロピレン製のフィリピン棒術用スティック「ESCRIMA」なんかが追加になってます。
 全体に廉価版が増えた印象ですねー;切れ味が守られていれば文句なしですが、あまり大きいものはアウトドアで実用性に欠けるので欲しくないし、微妙です。4116ステンレスモデルの性能が未知数ですが、錆び難いならいいかなぁ。ステンレスでも420あたりは塩水にものすごく弱いからねー。私は去年買いそびれたアーバンダートとカウンタータックとブレイブハート、あとは今年のモデルだとちと値は張りますがコルシカンと4116版OSS(税関通らないかもですが;)、あとはSPIKEのシミター/スコティッシュあたりが興味の対象です。OSSはカーボンV版はもう市場にないだろうなぁ。日本にあったらいくらぼったくられるか(笑)想像できません。

 あ、直接本社から購入できる交渉能力がある人は、この先半年CLOSEOUTSのコーナーに注目かもしれません。素材更新でカタログ落ちしたデッドストックがぽろぽろ出てくるかも。ここ1年でナイフ好きには世知辛い状況になったように思いますが、機会があれば社会貢献に利用して草の根でマイナスイメージを払拭しましょう。で、一方で糾弾すべきはきっちり糾弾しましょう。

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コメント

今ヤフオクでコールドスティールのククリプロトタイプが出品されておりますよ!カーボンVファンのかた必見!
2012.1.28終了予定だそうです。

投稿: | 2012年1月22日 (日) 10時34分

グルカククリねー。持ってない人がなんでもいいからカーボンⅤ入門に持ってみるのはいいかもですが、ククリってものすごく扱いにくいですよw。個人的にはいっときすごく安かったマスターハンターのカーボンⅤが出たらそれ薦めます。ないしはフィレナイフ系。

投稿: ぬまにゃん | 2012年1月22日 (日) 13時47分

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