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2006年10月20日 (金)

久々に本屋さんに行ってきたモード

 ちと立ち読みで中身を確かめたい本があったんですな。私は自動車評論家というのは職業として認めてないわけですが(笑)、モータージャーナリストという職業はアリで、ついでに言うと異業種の人が車について語るというのもおおいにアリだと思ってます。クルマとこじゃれた「普遍的なこと」しか知らない人よりは、経験豊かで発想力溢れる人が車を語った方が全然面白い。そう思ってます。

 そういう意味で「クルマを語らせたら日本二のおじさん」(日本一は清水和夫さん)として大尊敬してるのが実はテリー伊藤さんだったりします。MJブロンディという名でフェラーリキ○ガイを演出してるけど意外と普通な人である清水草一さんとの対談形式で、ここ3年くらいかな、「間違えっぱなしのクルマ選び」という、どっかで聞いたような名前の本を出してますが、元ネタより全然面白くて。しかも書いてることもわりとマトモ。どこぞの(略)よりぜんぜんクルマわかってるなぁという感じで。で、一番面白かった点は、本業である筈の清水草一氏より、テリーさんの方がクルマの核心を衝いてる言葉がぜんぜん多かったとこです。ぶっちゃけ売れっ子放送作家さんでお金持ちなので、いろーんなクルマを買うだけのお金があった。(芸能人みたいなもんですからねぇ)だもんで「テストドライブ」じゃなくて「所有」の経験値が凄い(笑)。そこから出てくる言葉が、短い言葉でもずばっと的を得てて気持ちいいんですな。流石に職業柄、まさしく言葉巧みで。

 そんなお二人が中古車について書いてみたのがこの本です。

 過去に出た車についていろいろと話してるわけですが、これがもうすげー可笑しい。そしてバッチリ合点がいくわけですよ(笑)。序盤えらいマニアックな話になったせいで進行の編集さんが「この本1冊くらいしか売れないかもしれない」とか心配しちゃってるわけですが(後で40冊に増えるw)、洋車のとこでメルセデスにページ割いて媚びちゃったんで(でもまぁ基本的に買い気配とは書いてないなーあれは)そこでダレるけど、その前後はもう「そう!そうなんだよ!」というのがおおいにあって(笑)。

 中古車の話ってだけあって、買った後の話をちゃんとしてるなぁってのが偉いです。例えばロールスロイスの中古を300万で買う話では「年間50万の維持費でうんたら」ってくだりがあるし、常に維持費や故障率の話も意識しながら進行してます。特に洋車ね。これ、中古車を語るならなくてはならないことだと思うんですが、雑誌でちゃんとやってるの、中古車専門誌でもほとんど見たことないです。(特に、何所とは言わんけど中綴じのおこちゃま向け自称エンスー誌ね)たまにUCGとかで特定車種の維持特集はするけど、これだけ台数紹介して率的に結構な数維持の話もしてるのは珍しいんじゃないかと。そういう観点で良書です。清水草一氏は相変わらずフェラーリのメンテ代の話はしないけどね;

 この二人の組み合わせで、テリーさんが引き立つ理由に、清水草一氏の感性がやはりくだけてるほうとはいえ自動車評論家的でいまひとつであるってのがあるんですが、今回ちょっと見直す言葉がありました。「インサイトはスーパーカーですよ」わかってんじゃん!と。初代プリウスとインサイトの比較という記事だったんですが、テリーさんはもう「この2台ならインサイト。プリウスなし。200%インサイト」とまで断言しててw、流石テリーさんわかってるよなぁと思ったんですが、やっぱ清水草一氏が自動車評論家的な部分でああいう言葉を発しつつも結局プリウスを持ち上げてるっていうあたり、これはわざとバランス取りしようとしてるのかなぁと思いつつ、それ流れ的にいまひとつだよなぁって思っちゃって。(どっちも乗った人ならわかると思いますが、この2台を比べるとプリウスで褒められるとこって4人乗れるって部分だけです。あと全面的にインサイトの勝ち。壊した時高いけどねwアルミだから)折角いいこと言ったのに勿体ない、とか思っちゃったわけです。

 私の試乗記読んでうなづいてくれる人なら、きっと楽しんでくれる筈です。私がこの本で個人的にニヤリだったのは、巻末のお二人の「自分が買うならこの中古車トップ10」に、テリーさんがビートを入れてなかったこと。だってあの人著名人の中では屈指のビートファンで、記事中でも「うちのビートは世界一程度いいよ!」って自慢してるw。ようするに今でもオーナーさん。お仲間です。一千万クラスとかそれ以上をぽんって買いに行っちゃう人なのにビートを気に入ってくれてるってのは、私自身がそのクラスいろいろ乗ってみて、でも帰りに「ビートは楽しいなやっぱ」と思いながら帰ってきてるのが贔屓目じゃないってわかった感じで。なんというか嬉しかったなぁと。値段じゃないですよ、クルマって。やっぱ。

 というわけで目的の本大当たりでした。後でAmazonで買います(ぉぃ。

 

 ついでに見てきた本何冊か。
 トップページにビジュアルリンク出てますが、「エンスーCARーガイド・ホンダビート」。凄く上品に仕上げたメモリアルブックって感じで好感が持てました。少量出版なので高いけどねー。一番面白かった記事は海外のオーナーさんのレポート。オーストラリアの男性とイギリスの女性が書いてますが、イギリス人女性のレポートでビートを買ったきっかけが「なんかぽろっと売られてて一瞬で気に入って買った」みたいな感じでw、私が先日テクノスポーツマストレッタ見たのと似たような感じだなーと。そりゃびっくりして買うわな、と思いましたが(笑)。この本もそのうち。

 

 もう1冊。表紙で一目惚れした本が。

 手に取って中身を見てみましたが、久々に絵で思いっきり刺さりました。雰囲気も良かったので、あとで買ってみるつもりです。Amazonで(だからさーw>自分)。

 

 あとは雑誌ちらほら。ゲームジャパンのみづきたけひとさんのコラム、ずっと気になっててやっと見られたんですが、ネタがシブくて周囲おいてけぼりなとこが彼らしくて好感がw。ホビージャパンさん半ページなんてケチなこと言わず2Pやってもらって下さいよー。
 中綴じのおこちゃま向け自称エンスー雑誌(仮)は紙が厚くなって中身薄くなってましたな。まあ新型車が次々出るといっても趣味車ってのはそう増えるもんでなく、過去に特集したクルマをまたやるとライターの質落ちてると逆に前よりつまんなかったりするからしょうがないかも。で、あの「本当っぽい嘘まんが」(私は著者の髭太り氏が第二のT大寺になることを懸念してます。もっともらしい嘘を素人に吹き込む迷惑野郎という意味で)ですが、なんかデフおかしい(てゆうか走行に異常出た)と思った時点で左寄せて△板出さないって行動に「車好きとしてこの上ないデリカシーの無さ」以前に「自分らの命の心配しかしてない最悪のマナー思考」に頭抱えたわけですが。止まられて突っ込んで車壊したら、突っ込んだ方が保険使わなきゃいけないって事もわかんないんだろうか。
 トータルに見てこの本の読者さんには「そろそろ卒業しない?」と言いたいです。だって、本に書いてあることを実行できるだけの経済力が伴ってるなら当然自己の思考も相応になってきている筈で、自分の目で確かめる、自分の五感で感じ取るをやった上で、自分の判断ということができるようになっているだろうし、相応のクルマを維持しようというのだから当然ネットは使えるだけの経済力ある筈で、それなら雑誌なんか買わなくていい。資料にしたいならカーマガジンとかの方がいいし、情報としてもネットのコミュとかの方がいい話が聞けるし。私があの本をおこちゃま向けとしているのは、掲載されてるクルマを実際に購入しないであろう層をターゲットにしてるようにしか見えないから。現物があるネタを扱ってなおあれほどリアリティに乏しい誌面ってのもどーだろうと。

 とまぁやれやれな気分になった後、アニメ関係の本棚見ていやはや涼宮ハルヒの人気は凄いなぁ、残念ながら理解はできないけど、とか思ったり。演出だけでは刺さらない奴ですごめんなさい。薄いので(苦笑)。

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