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2006年5月17日 (水)

BRが高いのはドライブだけじゃないモード

 昨日一昨日くらいでしょうか、VAIOの夏モデルの追加分が発表になり、ブルーレイ(以下BR)ドライブの記録型を搭載したモデルがノート(AR)とタワー(RC)の両方で発表になりました。現時点で、RCのオーナーメイドではBRドライブを選択できないので、私が使っているTypeAの後継機であるノートのフラッグシップ、TypeARのオーナーメイドでアッセンブリの値段を調べてみました。

 今回光学ドライブのローファイ化やオミットは無しで、ノート用薄型ドライブの最低でもスーパーマルチか、あるいはBRドライブという選択になっています。とりあえず単純に光学ドライブの話から入ると、ソニー機のスーパーマルチは確か2万以上、2万5千くらいした筈です。そこからBRに切り替えると、プラス6万円となります。ようするにだいたい8万円以上のアッセンブリである、ということになります…が。この話は光学ドライブで完結しません。BRドライブを搭載する場合、CPUは最低でも上から二番目、CoreDuoの2GHzモデルであるT2500を積まないといけません。 TypeARにおけるローエンドであるCoreDuoT2300(1.66GHz)にプラスすること2万5千円です。相当な処理能力を要求することが伺えます。(もしかしたら、CELLプロセッサを使っても同時に何かを処理することはできないかもしれません)今回ビデオまわりはNvidiaのGeForceGo7600(256MB)が標準なので、ビデオはデフォルトでそこそこ強力です。で、タワーモデルであるTypeRCの話になるわけですが。

 RCの場合は話はもっと複雑です。制限を受けるのはビデオボードとCPU、そしてモニター。何故モニターかというと、著作権保護機能の都合「HDCP搭載のモニターとの組み合わせでないと駄目」という制約があり、搭載モデルとの組み合わせないしモニターのオミットを選択しないといけません。勿論最新のモニターなので高額です。17型SXGAモデルで5万もします(^^;。ハイエンドでもWSXGA+までしか選べず、その場合20型ワイドで11万円。HDCPを諦めると今度は何故か巧みに他の画面サイズ・解像度領域・ないしチューナーつきを選ばされる羽目になり、割高感がわからないように設定されています(笑)。参考までに、17型SXGAのHDCPなしは今回のモデルチェンジで消滅しましたが、記憶が確かなら35000円程度でした。TypeHXに組み合わされるモニタも今回全てHDCP対応になって、一番下が6万になっちゃったんですが;著作権管理にそんなにお金持って行かれるのはちょっと…という気がするんですが;。それって我々が払うお金なの?と。
 CPUはPentiumDの940(3.2GHZ)以上ということで、ローエンドの930(3GHz)だけ駄目なんですが、一見大した差があるように見えないこの2つのCPU、価格差は2万円です(ぉ。ビデオの方はハイエンドであるNvidiaのGeForce7600GTのみの選択になります。インテル950との差額は3万5千円。まあ、RCを950で使う人はいないと思うので、同じGeForceの6600GTと比較しても差額は1万5千円です。肝心のBRドライブアッセンブリの価格がまだ不明ですが、BRを扱うためにだいたい最低5万、モニタを最低ラインに絞ったまま考えて最高で7万の差が出ます。ここにさらにBRドライブの価格差が乗っかるわけで、恐ろしい値段になることは既に明白、ということになります。単純にBRドライブを扱いたいだけなら、TypeARを選んだ方が安上がりかもしれません。

 というわけで、記録型とはいえドライブ単体でもやはり高価なだけでなく、扱うための環境も相当強力でないといけないので自ずと高価になることがわかります。一応フォローすると、RCもARもフラッグシップなので、最低スペックで組んでも相当に高性能です。そこからさらに上を要求するわけですから、BRドライブがいかに難物であるかが伺い知れるかと思います。

 それを積んだPS3があの価格なら割安かもしれない、という考え方もありますが(HD-DVD勢の再生専用機が5万で既にサプライズだったわけですから)ARやRCのように「ハイビジョン撮影した動画を取り込んで編集」なんてことを普通にやるPCであれば「データの記録媒体」としてBRドライブの価値は生じるものの、単純に再生を考えた場合、DVDからBRに乗り換えるメリットがどれだけあるの?というのがありまして。(違いを感じるには付帯環境…TVなりオーディオなり…の強化が必要で、そちらに莫大な予算を投じないといけないわけで)ゲームではDVD2層以上のデータを持たせた場合、開発費がとんでもないことになるのは既に自明の理でして、ついでに言うとGPUの性能が上がったので、プリレンダリングムービーはゲーム画面とのシームレス環境を考えて廃止に向かってるというのが現状だったりもしますから、とりあえずゲーム機として見た場合もやはり疑問符がつきます。

 HD-DVDの具体化が速かったので、ソニー的には何らかの提示を急ぐ必要があったのだろうと思いますが、逆に「待ち」の印象を与えられましたね。単純にデータドライブとして選択できるのであればここまで高額にはならないわけで。VAIOは好きなマシンですが、無理してBRドライブ積みたいとは思わなかったなぁ。安くて安定していてデザインが美しいのがVAIOの取り得だと考えているので。

 今のままだと少々微妙ですね。

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