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2006年4月23日 (日)

父は現役、息子は隠居(笑)モード

 今日は岩手県内の二つの自治体で市議会議員選挙があった。両市とも、市町村合併で議席が圧縮されたため、当選ラインが上がり、当然の事だが現職全員当選はない。

 父は某政党の役員で、選対部長(ようするにその選挙における陣営の活動の責任者)を長く務めた。身内贔屓な話になるが、その実力を党本部に買われ、全国の要点地区(絶対議席を取らなければならない、捨て候補でない本命候補がいる地区)に投入され、議席確保を陰で支えてきたという経歴の持ち主である。全国を飛び回ったため、関わった議員等やその後援会は数多く、父が思い出すのに苦労する(笑)程多くの人から、お中元やお歳暮、時節の手紙が届く。うちは貧乏なのでお返しはできないがw(某党はお給料安いのである)、まあ貰って困るものでもなく、有難く頂戴している。ちなみに今の私よりずっと若い頃に現住所の議員に立候補して落選して以来、母に立候補は固く止められて、今日に至る。地方議員になっていればうちももう少し裕福だったのだろうが(笑)、それは母の鶴の一声でなくなってしまった。勿体無い気もするが、議員をやっていたらいろいろ対面もあるし、私も息苦しい生活を強いられたかもしれないので、これでよかったのかもしれない。しかし、父が党の県ナンバー2のポストにあった時トップに居た方は県議会議員を長く務め、たいそうお金持ちだったので(笑)、正直微妙に不公平に思うことは今でもある。マスコミへの露出も多かったので、政治関係者や関係するマスコミの中には父の名を知る人も少なくない。(しかしそれでも母ほど有名ではない気がする)

 そんな父は定年後も後援会長という形で地方議員のバックアップをしているのだが、今日の選挙のうち片方にも関わっている。とりあえず父が担当した現職の方は合併地区のうち過疎地からの立候補だったので不利が予想されたもののとりあえず早々に当確を決めたそうだ。もう夜の11時を過ぎるが、同勢力のほかの候補のうち、当確が決まっていない残り一人の動向を、ずっと携帯で連絡を取りながら待っているのをさっき見た。(TVの報道は遅いので、直接問い合わせを行うのだそうだ)

 選挙に関わっている時の父の勢いは、とても心臓を患っているようには見えないほどいまだ活発で、天職なのかもしれないと感じさせるものがある。日帰り往復200km通勤をおんぼろの中古車でなんなくこなす。

 もう一方の顔として、父は花や風景などの写真撮影で、個展はまだだが一応「写真を売ってほしい」という声がかかることもあり、新聞にもよく写真が掲載される、とりあえずカメラマンとしてセミプロくらいのレベルにある。もともと芸術分野の人物で、大学で同期だった画家さんなどとの親交も多く、当時の同窓会的な作品展を行ったところ、父の作品への問い合わせが多かった、と作品展の実行委員の方から伺った。つい先日も、がんで入院する直前に某社の高級カメラを買った沿岸地区の方から、「最後の贅沢の撮り初めはあんたがやってくれ」とカメラを預けられたそうだ。亡くなった方の形見分けで頂いたニコンFなんかも父のドライボックスには入っている。

 そんなわけで老いてなお八方活躍を続ける父であるが、それに対して息子の私がどうであるかというと、ご存知の通り現在はリタイヤ中である。身体的理由とはいえ自分でもどうかなこれはと思うことしきりである。

 苗字が珍しい上に特定の分野において両親ともに地元では名が知れているだけに、営業職なんかやった日にゃうっかり名乗れない(苦笑)。若い頃は仕事への責任などが無かったのであまり気にしなかったが、屋号を背負うようになってあらためて自分の立場を知ったのがここ十年くらいである。

 地位名声には興味はないのだが、著述業なりなんなりで、とりあえず両親よりは有名になってみたいかもしれない、というのは常に心の片隅にある。今の父の年齢まで私は生きられないだろうから、ちょっと焦るものはあるのだが(^^;。

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