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2006年1月 1日 (日)

わかっちゃいるけどやめられないモード

 かねてから「本当にこの値段でいいの?」と言われ続けている赤い車の会の本(CD)でありますが、ぶっちゃけどんなもんだろうと思い、諸経費の計算と今回の収益のすり合わせをしてみました。

 まず事前の必要経費。申込キットとコミケ参加費合算で9000円程度。今回使ったCD−Rとスリーヴ、ラベルプリントとサンプル出しのためのインク代が合算でだいたい4千円強くらいかな。概ね13,000円程度かかっていることになります。

 で、よく交通費宿泊費の件を指摘されますが、サークル参加如何を問わずどのみちコミケには来るので(笑)それは考えないこととします。食費等も当然同様。

 さて今回は、先程赤い車の会用黄色い財布wの中身を計算したら、18,100円入ってました。うち3千円はお釣り用に最初から入っていたお金なので、15,100円が今回の(カンパを含めた)総売上になります。

 差し引きで2千円程度のプラスですが、ここから会場に来られなかった執筆者さんへの献本の送料を引くと、だいたい残るのは千円くらいなのかな。会場でのディスプレイに使う小道具代まで計算すると、さらに数百円マイナスになります。

 というわけで、人件費かかっておりませんので(執筆者の皆さんに感謝)、一応3桁という額ですが今回は黒字でした。よかったよかった(笑)。

 しかしまあ、趣味でやっていることで、かつ採算よりも「読んでもらうこと」を考えてやっていることですので、こういう数字には無頓着だったりします。一定の額をお客さんに払ってもらうことでクオリティを保証するという発想は私には(この件では)ありませんから、安かろうまずかろうと考えるお客さんには「それは人生損してます」と断言はしますが(笑)こちらから本の代金を引き上げる事は現状考えてなかったりします。価格以上のクオリティを感じるなどの理由で、継続への期待として「カンパ」をして下さる皆さんからは喜んでそれをお受けしておりますが、とりあえずは最低ラインキープで「楽しんで頂く」ことを目標にやっております。より部数が伸びて、かつリピーターさんが付くようであれば嬉しい事ですし、うちの本を通じて個々に何かしら原稿依頼などがあるならそれは願ったりと言えますが、とりあえずは「ウチの本で楽しんで頂ければ超はっぴー♪」といった感じです。

 もっとたくさんの人に読んでほしいので、知名度の向上は望む部分ですが、直接これで懐をどうこう、は考えておりませんです。デュプリケの業者委託すら考えてないです。単価上がっちゃうから。(この件は紙がらみ含めてまた別件で詳しく)

 そんなわけで、「大丈夫?」の問いの答えは「大丈夫!」だったりします。ですので、とりあえず今後もごひいきにして頂ければそれが何よりの幸い、ということで、これからもよろしくお願いします、といったあたりで一度〆てみようと思います。

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コメント

値付けは実に難しい問題です。こんなコトをわざわざ言わなくても百も承知だろうと思いますが内容は掛け値無い素晴らしいものでありながら採算度外視の低価格。それでも「解ってる」人たちに楽しんで欲しいの姿勢は立派すぎます。値段の安さで「内容に自信がないのか?」と舐められちゃうのも嫌ですし、そういう輩には買って貰わなくてもいい、という考えもありますし。実に難しい…。あ、ところであとで私にも頒布して頂けると嬉しいのですが(笑)

投稿: LAY | 2006年1月 1日 (日) 19時59分

錯誤による事故で交通費二倍になったワタシのナニは損金(税がかからない)に勘定していいですか

投稿: なかた@T | 2006年1月 2日 (月) 02時33分

>LAY師
見本とかお品書きに目を通して、興味が湧かない人はこちら的にも完全スルーですから(予備知識なしでも楽しめて、わかってる人ならなお楽しめる本ですが、刺さらない人には刺さらないでしょうし)そういう皆さんにまで無理に買ってもらおうとは思いません。プロ作家さんの大手のサークルの、商業誌側まで落として出した薄っぺらい鉛筆描き本に千円とか払うような価値感とは全く別のところで(同じ場所にあっても)活動しているつもりなので。
コミティアに行けばわかりますが、本来同人誌なんてのはそんな馬鹿げた値段で「商売」するための媒体じゃないと思います。好きなことをアピールするための媒体です。内容についての自信はきっちり事前告知でも会場でも口にしていますし、同ジャンルの大手さんに好評という実績も一応ありますので、「高いもの買わないと不安」って方は射程外です(^^;。
そういう人には商業誌なりなんなり読んでもらえばいいやと。で、「みんなと同程度の情報」でも仕入れて満足してもらえればと。その生き方で満足な人もいるでしょうし(笑)。
ルイヴィトンやロレックスやメルセデスのお客さんはうちのお客さんじゃありませんからw。
ある意味値付けでお客さんを試してる、とも言えるかもしれません。お客さんに対して失礼なことではありますが、物の価値が金額とイコールになる人はちょっと、はホンネとしてあります。

で、頒布はもう少々お待ち下さい。実は手持ちの新刊は全て行き先が決まっており、追加焼きするためのメディアをまだ買ってません(笑)。

投稿: ぬまにゃん | 2006年1月 2日 (月) 03時54分

>かにさん
電話で30日と念を押してありましたし、トップページにも日付曜日は書いてありました。その点を踏まえると、「過失」であり「事故」ではない気がするのですが(笑)。
そのまま帰っていれば損金計上できるかと思いましたが、一応用事は果たされたわけで。それはちと難しいかもしれません。よくわかりませんが。

木曜に会った時に「明日パス」とか言われた瞬間気絶しそうになりました(本当)。

投稿: ぬまにゃん | 2006年1月 2日 (月) 04時12分

で、冷静に考えるとあれです、申込諸経費すら回収できてないサークルさんも多分ありますから、うちは今回に関しては「悪くない」レベルだと思います。
第一期の最後は80部を完売してましたから(しかも13時には)、それに比べればまだまだですけどね。
一応の目標はあるのですがそれは内緒にしておきます(笑)。

投稿: ぬまにゃん | 2006年1月 2日 (月) 04時19分

あけましておめでとうございます!

その姿勢、素敵です^^
私もコトは違えど、そういう姿勢の上で中身に貪欲でありたいと思います(笑)

投稿: マル助 | 2006年1月 2日 (月) 09時35分

えっ、加州ってまだ去年じゃないの?ヾ(^^;ぉぃ

皆さんの原稿も預かっているという立場上、ぼったくりな値段で作って稿料の所在を不明瞭にするのも不本意だったりとか、そういうのも一応あったりはするのだよね(笑)。価格に対してあらゆる側面からエクスキューズを排除した上で最良の表現手段を選ぶと、今の媒体で今の値段に結局行き着くという側面もあるから。

昔、別名義で参加した本で、編集担当氏が一手に金銭関係や発注やりつつもその人一切原稿書いてなくて、しかもその本が結構高額だったことがあって。詳しくは書かないけどどうも疑問に思えたことがあったのね(苦笑)。
そういう側面もあるよ。

このへんも詳しくは次の書き込みかな。

投稿: ぬまにゃん | 2006年1月 2日 (月) 13時35分

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