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2005年9月13日 (火)

マツダロードスターVS(6AT)覚書きモード

 とりあえず盛岡北エリアコース(上堂~四十四田ルート)で。
 病み中だけあって感覚的キャパシティが下がってて、車の性能を引き出す前に腰が引けてしまった。それは私のせい。残念。ブレーキングいらないコーナーでつい踏んでしまった。(慣れればもっと振り回せる筈)

 で、まず第一印象。後ろから見ると小さいけど前から見ると意外と張り出し感がある。面白いデザイン。乗ってみると若干シートが高い感じだ。アイポイントがもう20mm低くなる設定でちょうどいいかも(身長167センチの私でそれなので、180cmほどあると辛かろうと思ったら、営業さんがやはり「きっついです」と仰っていた)。現状折角のチルトステアが出番がない。しかし快適性については文句は特にない。オープンでも風鳴りがうるさかったりはしないし、巻き込みもきわめて少ない。サイドウインドウを上げた状態で走ったが、完全にシールドされていると思って問題ない。今回もセンタートンネル上にPWのスイッチがあり、伝統は守られた形。一時噂でドア側に移設とあったがやはり間違いだったようだ。話題のカップホルダーの位置もあれなら邪魔にならない。ドア側が少々派手だが、基本的に視覚に入る部分はロードスターのそれ、という感じ。気になったのは左ドアミラーの視認性だが(しっかり左を見ないと視界に入らない)、オープンにしていればバックミラーで事足りてしまうのであまり問題はない。左をしっかり見た場合は十分な視野を得る。ATセレクターレバーがストレートでなくゲート式なのはなかなか良。

 走り出し。Dレンジは一切試さなかった。終始シーケンシャルで。なんか思うようにシフトダウンしないな、と思ったら、パドルは左右両方ともUPになっていて、ステアリング上のダウンボタンでシフトダウンになっていた。これはちょっと感覚的におかしい。他の全てのメーカーが「左パドルでシフトダウン」なので、倣ってほしかった。パドルの位置自体は素晴らしく、操作性は非常にいいため残念。マイナーチェンジで改善すべき点の1つ。あと、ATのシフトチェンジが最近のものにしては遅い。これも高速化する方向で要改善。まあ、BMWあたりと比べてもそれでも悪くはないけれど。6速の性能はいかんなく発揮でき、80km/h巡航は1500rpm以下でこなしてくれる。オートマだがツーリング時の燃費は期待できるかも。
 ハンドリング。流石にスズキの車のような「完全にすっぽぬける遊びが1~2センチ」なんてポカはしていないが、ややセンター付近の応答性が悪い。もっとシビアでいい。VSのATだけ初心者向けにそうしてあるのかもしれないが(後日RSに乗る予定なのでそちらでチェックしてみる)。その領域を外れれば流石の安定感で、不快感全くなく曲がる。安定感のレベルではBMWもかくやというか、センターからダイレクトならZ4あたり価格性能比でゴミにしてしまえるであろう程だったので、やはりセンター付近の応答性は気になった。
 サス。申し分なし。上記の通り恐怖感は私の感覚が鈍っていることに由来するもので、車は完全についてくる。下道をハイアベレージで走った範囲で破綻することは無さそう、というか、「なんかやばそうだ」が初心者レベルで非常にわかりやすいので、これはそういうセッティングで、ものの見事に初心者の篩いにかかったのかもしれない(笑)。試乗コースには駄作車殺しの恐怖の三連スラロームがあるのだが、四十四田側から登坂して1つ目の左で若干恐怖感があってブレーキを軽く踏んだものの、そのまますいすい抜けてしまえたので(逆側からも全く同様、コースコンディションはクリア)、脚付きの良さは折り紙付きと言っていいと思う。その上乗り心地は結構いい。ハーシュネスの吸収が上手い。でかいのは流石に伝わるが、全身に不快に伝わるのではなく、むしろハンドル経由で腕に来る。わかりやすい。RSのビルシュタインだとまた別の感覚だろう。
 エンジンの吹け上がりは高水準だと思う。アラが無い。マツダのレシプロの中でも特にスムーズな部類ではなかろうか。ちょっとゴメンナサイしてレッドゾーンまで回させてもらったが、シーケンシャルモードでレッドゾーンまで引っ張ってもオートシフトアップはしない。これは大英断であると思う。もしオートシフトアップがついていたら、大方の輸入AT車のようにつまらない思いをしただろう。この点、ハンドリングに目を瞑ればZ4よりはるかに優れている部分である。(はっきり言ってZ4のATは馬鹿なので、比較すること自体気の毒かもしれないが)
 ブレーキ。効きはもちろんなのだが、恐ろしくコントーラブルなところに驚く。ここまで随意感のあるブレーキは洋車でも珍しい。ほぼ完璧に思ったとおりの減速ができる。不快感全くなし。非常に愉快。

 トータルな走りの感じとしては、出来の悪いライトウェイト車のような「どこに飛んでいくかわからない」感覚がなく、非常に落ち着いている。軽快に加速するしブレーキングもばっちり、スラロームでも流される感じは出ないので間違いなく軽量なのだが、もっと重量のある車のような安心感がある。不思議なセッティングだと思った。

 車を降りて。エンジンルームを開けて驚く。わりとすっかすかだ。軽量化対策の賜物かもしれないが、ドイツのメーカーならW型8気筒くらい積みそうな勢いの余裕がある。エンジンの排気側に豪快に空間が余っており、まるで「さあ、ターボでもお付けなさいな!」と言わんばかり。部品の移設でV6くらいまでなら軽く入りそうだ。タワーバーを差し込むためと思われる穴が開いていたが、RSだともしかしてデフォルトで装備だろうか。
 トランクルームは…NBより狭い?ように見えた。しかし室内側のユーティリティが優れているのでさして問題はないかもしれない。少し笑えたのだが、明らかにゴルフバッグを1つ収納することを念頭においた形状になっている。トランクを開けるとドア側にランプが2つ装備されている点に好感が持てた。その他に手前側にトランクルームランプが別にある。

 総論。欲しくなった。ATでも問題ないと思えたあたり、相当な出来だと思う。ただ、やっぱりハンドルのセンター2cmばかりの追従反応と、よくわからないパドルシフトの動作は改善してほしい。個人的にはその2点が改善されれば十分検討対象で、安いとも思う。先代まではああいうおかしなハンドルの遊びは無かったし、普段乗ってる車にも全くないので、余計違和感があった。非常に残念。直せる筈。なんとかしてほしい。少なくとも電動パワステである現行ホンダアコードあたりにはそういう遊びは無いので。

 カタログを見て気に入ったのはマツダスピードのエアロ。非常に美しい。RSはあのデザインで出すべきだったのではないかと思うほど。色はカッパーレッドマイカがお気に入りだ。

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