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2005年7月 3日 (日)

意図が完全に空回り、勿体ないモード

 スバルR1乗ってきました。ボディの引き締まり感は好みで、フロントからリヤに完全に物置きとしてアクセスできる距離感はいいのですが(はなから4シーターだと思っていませんし)、それにしちゃリヤシートが無駄に豪華。絶対座れないと断言していいフットスペースなのにあれはなかろうという感じ。とりあえず座らせようというつもりがかけらほどでもあるなら座面はもっと短かった筈。インテリアには不満なし。アクセントが効いていてR2よりもカッコイイ。

 走り出してみて。ハンドリングは女性向けよりは適度な重みがあり、よくあるFFのように軽すぎるステアに神経を尖らせる必要は全くない。シート・サスの雰囲気と相俟って、スモールボディのわりにツアラー的な様相を示す。ブレーキはタッチが柔らかいがよく効く。
 しかし納得できなかったのがCVTのコントロールセッティング。R2のRと同じエンジンだが、向こうはもっと軽快に加速した。なんというか、「締め付けられているような感覚」で、だいぶ踏まないとまともに加速してくれないのだ。流れに乗るために8千まで回すのは流石に気が引けたのだが、スポーツモード等のセレクターボタンも発見できず、試乗したのは国道だったため、仕方がなかった。ただ、ブン回した場合の遮音はR2系よりしっかりしているし、エンジンの音の澄み方もR2のRに搭載されているDOHCのそれに相違ない。加速だけが何故かR2のiのSOHC並みなのだ。2+2スペシャリティというキャラクターを考えるとどうしたってこれはおかしい。最低でもパドルシフト、できればMTが欲しい。そうすればもっとまともに走る筈だ。R2と同じオーダーにするだけでも随分まともな筈なのだが…少々理解に苦しんだ。ただしいいところもある。頑張って頑張ってスピードレンジに乗った後だと、きわめて低い回転数でスピードを維持できる。80km/hで3000rpmまでまだ余裕だったので(8000rpmまで軽く回るエンジンなのに)、100km/h巡航は極めて楽だろう。足もステアもブレーキも、その速度域でも余裕でついてくる。車体の剛性感はハンパでないし。

 まあ、ようするにCVTを管理しているコンピューターが指示している平均ギヤ比が高すぎるのだろう。もしかしたら当該コンピューターの乗せ換えで若干マシになるかもしれない。とにかく現状では本当に勿体ない。普通これならエンジンにトルクなさすぎだと思うだろう。あるのだ。殺してるだけ。現にR2では全く問題なかった。全く意図が見えない。むしろR1の方が軽快に走るべきキャラクターではないのか。
 あと気になった点は、相変わらずルームミラーが小さい。そして、なんでか価格がバカ高い。少量生産だからかもしれないが、それだったらこういう逃げの姿勢一辺倒なバランスにすべきではないと思う。むしろSのエンジンを入れつつも空気取り入れを工夫してボンネットに穴を開けず(グリルと補機類を調整すれば可能だろう)、パドルシフトかMTを入れるべきだった。いかにスバルとはいえ、このキャラクターの車に4WDはいらないし、ニーズもないと思う。ほぼ2シーターであの値段なら、私なら黙ってコペンを買うか、中古の軽を2台買うだろう。ビート+実用性のあるボディタイプのどれかというチョイスでお釣りが来る。

 プロダクトの印象が優れているだけに、煮詰めが甘すぎるのが本当に惜しい。
 マイナーチェンジで大幅な再考をしてほしい。

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